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19/21

19:解けた誤解

「何となく分かります」

「ありがとう。それで、花園にはいろいろ相談にも乗ってもらってるから。正直、アタマが上がらないんだよね」

 何の相談だろう?

 顔に出たのか、

「恋愛全般の相談。女の子の気持ちとか」

 ふぇ~。

 杜雄君が相談するんだ。

 こんなにカッコいいのに。

 相談するんじゃなくて、される、なら分かるけど。

 正直、有り得ない~、なんて思っちゃう。

「そんな、深刻な相談なんですか?」

 杜雄君はちょっと、こめかみをぽりぽりすると、

「深刻って言うか……。男には分からない、そんなことを訊いたりしてる」

 それが、

『女の子の気持ち』

だったりするのね。

 そっか。

 だから杜雄君に対して、

『女の子に慣れてる』

って感じたんだ。

 その点が、花園ちゃん仕込みなんだろうなあ。

「だから」

 一拍置いて、

「だから、紫音ちゃんのことを、すごく傷付けちゃったって思ってるよ。こんなヤツ、サイテーだなって」

「そんな。誤解が解ければ、あたし、大丈夫です」


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