第35話
第35話 : 約束 :
お嬢様:…んん…ん?
メイド:おはようございますお嬢様
お嬢様:メイド?今どこに向かってるの?
メイド:学校ですよ?寝ぼけているんですか?
お嬢様:学校?今夏休みで田舎にバス…
メイド:はぁ、途中コンビニでジュース買ってきますから目冷ましてください
お嬢様:…制服?
メイド:メイドイリュージョンですよ☆
お嬢様:…え?
メイド:どうしました?今日特に寝起きが悪いですね
お嬢様:メイコは?
メイド:めいこ?誰ですかそれ、高校の新しい友人ですか
お嬢様:は…?え?
~─じょう~
お嬢様:メイド、どうしたのよ!メイコを知らないはずがないでしょ!
メイド:だから知りませんって、起きながら寝言でも言ってるんです???キョンシーみたいにおでこにお札貼ってあげましょうか
お嬢様:いらないわよ!
…なにが
~おじょう~
お嬢様:…ふぅ…
~おじょうさま~
ラテ:やぁ、ランチ限定ラテはいかがかな、初回無料だよ!
お嬢様:…
~お嬢様~
メイド:そういえば今日から学校ですね、課題は終わらせたんですか?
お嬢様:だから…!
~お嬢様!~
メイド:お嬢様!
~ばあっっ!!~
お嬢様:はぁ、はぁっ…うっ…ふぅ…
メイド:大丈夫ですか、急に裏からすごい音がしたからって寝相でタップダンス始めたかと思いましたよ
お嬢様:メイド、メイコはわかるわよね?
メイド:わかるも何も後ろで椅子に沈んでますよ
お嬢様:…ホンモノよね?
メイド:本物じゃなかったら何なんですか
お嬢様:…嫌な夢を見てたようね…
それより昨日からどうなったのよ
メイド:何がです?
お嬢様:あの、あせってたやつ
メイド:あれは…いろいろと吹っ切れたので大丈夫です、よく考えたらこの私が負けるはずもありませんから
お嬢様:そう…よね…
メイド:コンビニでもよります?
お嬢様:…メイド以外なんて考えられないもの…
メイド:はい????
お嬢様:なんでもないわ
メイド:それではもう一回川に寄って帰りましょう、せっかくメイコさんの夏服買ったのに1回でなんてもったいないですからね
お嬢様:…そう…ね…本当に戻ったのよね?
メイド:この私ですよ??何度も言う通り私は焦って意味不明なことは言ってもそれを引きずるような面倒な性格はしてませんよ
お嬢様:それならよかったわ
メイド:んじゃ、メイコさん起こしてください、このまま峠に入ると頭ぶつけてメイコさんが物言わぬ置物になっちゃいます
お嬢様:わかったわ
35.5話に続く To be continued…




