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召喚術師を召喚したいのですが、どうすれば良いですか?  作者: 島ノ松月
地球転生編第二部

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地球転生編 2-76 美少女降霊術師の心霊事件簿5: 夏合宿特別編 (2日目前半戦)

美少女降霊術師の心霊事件簿5: 夏合宿特別編 (2日目前半戦)


いきなり初日の夜からこの海岸で噂される女性の幽霊に遭遇し、しかもその幽霊はここで殺害されたというショッキングな展開に、翌朝になっても興奮冷めやらない心霊サークルの部員達である。むしろ彼ら以上に興奮していたのは、ジーエックスのスタッフであろう。昨晩、彼らは部屋に戻って早速先ほど撮影した映像をチェックしていた時、噂される幽霊がしっかりカメラに収められていたのを確認した。しかも、その後その幽霊が話していた音声もしっかり記録されていた。これには、ディレクターの山崎は、その日のうちにデータの一部を会社宛てにメールで送信し、プロデューサーの鬼之口辰馬(きのくちたつま)にも報告した。彼らとしては、これだけでも十分元が取れるだけの撮れ高になるのだが、更に明日の心霊スポットも何かしら期待が持てそうと、早速山崎は皮算用に入るのだった。


 そして物部かすみであるが、海岸での幽霊騒動の後でコテージに戻ってから、女子会ならぬ女子による心霊トークが始まってしまい、それに付き合うことになってしまった。尤も心霊トークと言っても、各自が怪談話を持ち寄って百物語をする訳ではなく、かすみが過去に扱った事件などについて色々と質問して盛り上がるという感じであった。そのうち、1年生部員からは、「かすみ様」と何やら有難がられるに至ってしまい、これにはかすみも唯々苦笑いするしかなかった。もしかすみが新興宗教を立ち上げたら、真っ先に彼女たちは入信するだろう、そんな勢いでもあった。ちなみに、もしこの光景を最神玲が目撃していたら、きっと「へー、かすみ教の教祖様ですか、プッ」と含み笑いをしていたかもしれない。が、その時点で赤面のかすみからの鋭いツッコミと言うの名の頭への一撃が入ることは想像に難くないのだが。



 2日目の朝は、雲一つない快晴である。何時もの習慣から朝6時半には目を覚ましたかすみは、早速朝の清々しい雰囲気を味わうべくコテージに併設されたテラスにあるリゾートチェアに腰かけた。そう言えば去年も朝はこんな感じで外に出た途端、タバコ組が外でプカプカ吸ってたなー、と思い出した途端何やら楽しくなったかすみだが、今年はと言うと、丁度男子部員が宿泊するコテージの外のテラスに出てきたのが現部長の竹内。それから、リゾートチェアに腰かけて、(おもむろ)に胸ポケットに仕舞いこんでいたタバコとライターを取り出してライターで火をつけて一吸いすると、至福の笑顔が零れた。その様子をじっと見ていたかすみは、どうしても突っ込みたくなって、早速「こらー、朝からそんな害にしかならない物を吸うんじゃない!」と竹内を一喝した。竹内は、急にかすみから話しかけられたことで動揺し、吸っていたタバコを自分の足の上に危うく落とすところであった。そして急ぎ「せ、先輩、おはようございます。びっくりさせないでくださいよ」と竹内からのボヤキが入るが、それよりもかすみとしては、「竹内君、昨年もそうだったけど、何でこのサークルの部長はスモーカーばかりなんだ?もしかして、タバコ吸えないと部長になれないのか?」とかなりの嫌味を込めながら竹内を問い詰めていく。これにはどう答えたらいいか分からず、頭をかきながら「すいません、よくわかりません」と答えるしかない竹内であった。まあ、かすみもこれ以上突っ込むつもりはないので、早速話題を変えて、今日これからの予定を確認した。


 その後かすみは、何時ものM&Mの夏用制服に着替えて出発準備を整えた。それから朝食用にサンドイッチを手分けして作って、誰かがコーヒーを淹れてくれたので、簡単な朝食を取って出発に備えた。ちなみに、今日向かう心霊スポットは、旧日本海軍の通信施設とも言われる建物跡である。しかも、複数の建物跡を繋ぐトンネルがあるという。なおそこは、今では一般人の立ち入りも禁止されている訳ではなく、古い時代を残す廃墟ということで、コスプレイヤーの聖地と化したりして、ちょっとした観光地になっていた。そんな状況なので、果たして幽霊がそこに現れるのか微妙なのだが、浮遊霊にしろ地縛霊にしろ、観光地どうこうには関係なく彼らは現れるよ、とは玲の言葉である。そして目的地までは、キャンプ場から数kmの距離なので歩いていくことも不可能ではないが、やはりかすみを始め現代っ子は移動手段に頼ろうとしてしまう。その結果、車に分乗して目的地に向かうことにした。ちなみに、かすみは部長の竹内の車に乗せてもらって、途中で何か見たら教えて欲しいという、何時もの幽霊監視役をしながら目的地に向かった。と言っても精々10分程のドライブだったので、結果何も現れなかったのは言うまでもない。


 連休中日(なかび)と言うことで、ここ旧海軍施設は既に観光客がちらほらと確認された。まあ、幸いと言うか、連休につきものの混雑とは程遠い環境なので、心霊サークルとジーエックスのスタッフとしては、幸先良いと言えるだろう。そして、ここでは、皆が自由行動となったのだが、まあ予想通りと言うべきか、結果的にはかすみを先頭に団体さんがぞろぞろと後に従う構図になった。ところで、この場所で一番霊が目撃されるのは、一番奥にある空間だという。そこは、一説によると、終戦間近い頃に、ここに駐屯していた海軍兵が戦況を悲観して集団自決を図った場所だという。ただし、この説の真偽の程は不明であるが、少なくともその場所での目撃は多いのだとか。尤も、かすみはそんな事前情報に関係なく、既に何体かの霊体を見つけていた。そして見つけては、ご丁寧に「あそこに、一体居るよ」と教えるので、そこに一斉にビデオカメラやスマホが向けられる。この光景を何も知らない観光客が目撃したら、「何やってんのあの人たち、何か怖い」となるかもしれない。それ位なぜか統率が取れた行動だからである。そして、撮影した者たちの中で、確かに何かが写っていることもあれば、何も写ってないこともあったりして、なぜこんなに違いが出るのかについての議論が始まったりした。そんなことをしながら、かすみ以下のメンバーは、いよいよ問題の最奥部に到着した。


 かすみが到着したとき、実は先着の観光客がそこで記念写真や動画を撮っていた。観光地で見かけるごく有り触れた光景なのだが、かすみは更にその奥で異様な物も見て取った。その部屋のある壁に沿って正座した何かが何体も並んでいる光景である。あたかも、そこで集団で割腹自殺をしたのではと思われるような光景でもある。これには流石のかすみも目を見張ってしまい、言葉が出てこなくなった。「物部先輩、どうされたんですか?」との誰かの掛け声で我に返ったかすみは、すかさず、


  「あの壁の手前に複数の霊体が正座しているの。

   分かりますか?」


と問われた途端、一斉にその方向にビデオカメラやスマホが向けられた。そして、この異様な雰囲気を察知した先着の観光客は、不気味な集団を目の当たりにしたと勘違いして、さっさとその場を後にした。


 かすみが指摘した場所で何が行われていたのか?史実では、終戦の何か月か前に、この場所で海軍士官全員が自らの意思で自害したと言われている。ところが、かすみの目の前に繰り広げられている光景はと言うと、まるで


  「無理強いだな、これは」


とかすみは呟いたが、まさに上官による強制自害であろうか。横並びに正座させられている5人の霊体の背後には数人の上官らしき人物が行き来しながら何かを話している。そして正座させられている5人の霊体は皆、


  「泣いている」


そして、そのうちの1体が突然立ち上がって、まるでかすみに助けを求めるかのように向かって来た時、後ろの上官らしき霊体が腰に吊るしていた拳銃を抜いてその霊体を背後から撃ったのだ。恐らくは逃げ出そうとした時に背後から撃たれたということだろうが、かすみにとっては自分に向かって来たとしか思えず、その行動にびっくりした拍子に、思わず「キャー」と叫び声を出すと同時に目を瞑って頭を抱え込むようにしてしゃがみ込んだため、皆一斉にかすみに注目した。そしてその時、かすみは悟った。これは集団自決ではない、上官による部下への虐待、いや虐殺ではないかと。そして、かすみが何とか立ち上がった時、かすみの叫び声を聞いたのかどうか定かではないが、拳銃を握っている霊体はかすみに照準を合わせる素振りをした。そのためかすみは、思わず「召喚」と叫んでしまった。すると


  「うわー、な、な、何あれ!!」


そこに何体もの霊体が突然現れたことに驚いた叫び声があちらこちらから上がった。そしてかすみは、最早冷静な判断が出来ない状態に陥っており、そのまま全ての霊体をお見送りした。ただし、かすみに拳銃を向けた1体を残して。かすみはその後何度か召喚を試みたが、その霊体だけは頑なに霊界に送られるのを拒み続けた。そのうち、かすみの方に限界が来たようで、ぼやけた視界の中にその霊体を見つめながら、意識を失ってその場に崩れ落ちた。一体何が起きたのか、その場にいた誰も理解できず、そのうちかすみが意識を失ったことで更にパニックに陥ってしまう。「誰か、救急車!」と叫ぶ者もいたが少しだけかすみは意識を回復したので、かすみを担いで全員で一旦その場を離れることにした。そして、一旦外に出てから心霊サークル部長の竹内は、念のために玲に判断を仰ごうと彼に電話をした。


  [分かりました。僕が今からそちらに向かいます。

  かすみは恐らく、無理をし過ぎたので、そのまま

  休ませてください。お願いします。あ、そうそう、

  多分救急車は呼ばなくても大丈夫だよ。

  その辺のことはこちらは慣れているので]


と言って玲は電話を切った。恐らく降霊召喚門を設置して除霊していた時に誤って召喚エネルギーを使い過ぎたのだろうと推測されるが、全く無理し過ぎるなとあれ程言っていても聞かないお嬢さんなんだ、と毒づきながらも心の中ではかすみのことが心配で居ても立ってもいられない心境であった。さて、ここから現地へは車で行くのがベストだとして、どれくらいで到着するのかをナビアプリで調べることにした。大体3時間あれば到着すると表示されたので、玲は竹内に、午後3時位にそちらに着きますと折り返しの電話を入れた。ちなみに、今のかすみは意識はあるものの、寝てるのか起きてるのか分からない状況だという。まあ、典型的な召喚エネルギー不足による初期症状だな、と見ていた。ただしこの症状は、3/4の召喚エネルギーを使い果たした時の症状で、今のかすみであればそこまで消費することはないと思っていた。となると、恐らくだが、極度の緊張か何か予期せぬ事態でパニックになってしまい、それが引き金になったのではと考えたりするが、何れにしてもかすみの状況を確認してからだな、と言うことで、玲は現地に向かう準備を始めた。と言っても、ほぼ転移していくため、今すぐ出発する必要はないのだが、転移先から現地へは車で行くことにしているので、その転移先をどこにするかを選択する必要がある。その結果、ルートから少し外れるが、山道の途中に小さな駐車場を見つけた。転移門で確認すると、全く何も駐車されていないので、恐らく利用者は殆どいないと思われた。そこで、先ずその場所を転移先候補とした。


 午後2時を少し過ぎた頃、玲はM&Mの夏用制服に着替えて、早速候補地として挙げた転移先に転移した。その場所は、車の通りも殆どなく、なのになぜそこに駐車スペースがあるのか疑問を感じるのだが、自分としては好都合なのでそこで魔改造車を召喚した。なお、今回はイタリア製の小型車を召喚したが、玲の魔改造車はボディーの形や色を自由に変えられるので、その状況にあった車を召喚できる。ちなみに、玲の魔改造車は単に自律型であるだけではなく、スピードの上限に関しても自由に設定できる。そのため、見た目は軽自動車だが、中身はフェラーリーという化け物みたいな車にも設定可能であった。


 それから30分程して、玲はかすみ達が居るキャンプ場のコテージ前にやって来た。そこで出迎えに来た竹内に対し、玲は


  「ごめんね、竹内君。かすみが迷惑かけちゃって」


  「そんなことありません、最神先輩。

   物部先輩には無理ばかりさせてしまい、

   こちらこそ申し訳なく思ってます」


  「まあ、かすみが自分で蒔いた種だから、

   気にすることはないよ。

   それよりも、かすみはどこに居るの?」


と言うことで、部長の竹内は玲をかすみが休んでいる女子用のコテージへと案内した。コテージ内には、女子部員を始めジーエックスの女性スタッフである上本ハンナとカメラ担当の來田弥生(きたやよい)がそこに居た。玲は上本ハンナに「お久しぶりです」と声を掛けて、そのままかすみが休んでいる部屋に入って行った。


  「全く、困ったお嬢様だな。

   あれ程気をつけろと言ったのに」


と呟きながら、かすみの寝ている蒲団の枕元に胡坐をかいて座った。それから、かすみのおでこをペチペチと叩き出した。一体何が始まろうとしているのか?何かの儀式なのか?とはその様子を見ていたい女性たちの感想である。そのうち、かすみは目を覚まして「えー、玲、何でここに居るの?」と叫んだ。が、そのすぐ後に、「あれ、体が動かない。何で?」となった。その答えは、


  「かすみ、要するに金縛りと同じ状況だよ」


と言うことであった。そして玲は、かすみの頬を抓りだしたのだ。「痛い、もう、玲、止めて」と叫ぶが玲は聞こえないふりを続けて、そのまま頬を抓ったり、おでこをペシペシ叩いたり、やりたい放題であった。どうやら日頃の鬱憤を晴らしているようにしか見えないのだが。これにはいつも強気のかすみも、文字通り手も足も出ない状況のため、遂には「玲さん、お願いです。そこまでにしてもらえませんか?」と泣き顔をになって懇願した。


  「全く、あれ程注意しろよと、

   僕は口が酸っぱくなる位に

   言い聞かせてたのに」


はい、御尤もです、反省しております、とかすみはしおらしく反省の弁を玲に伝えた。玲もこれでスッキリしたのか、立ち上がって、


  「かすみ、今日一日はそのままね」


  「えー、エネルギーの回復してくれるんじゃないの?」


  「ダメ。罰として自然回復に努めなさい」


と玲から罰を与えられて悄気(しょげ)返るかすみであった。ちなみに全快までどれ位かかるか聞いたところ、かすみの場合は3日か4日位だろうと言われて、また少しショックになった。


 ところで、かすみに何が起きたのか気になる人達ばかりのため、部屋に皆を集めて、玲はかすみに何が起きたか説明しなさい、と命令して、そのまま部屋を出た。そこでかすみが語ったのが、先ほど見た光景であった。かすみの話を聞き終えて、まず最初に声を掛けたのが上本ハンナであった。


  「かすみさん、もし今のことが事実だとしたら、

   世間に伝わっている話とは

   全く違うということになりますよね」


  「ええ、ハンナさん。でも恐らく何も証拠がないので、

   誰も私の話を聞くことはしないでしょうけどね」


その場にいた誰もが沈痛な面持ちになって押し黙ってしまった。もしかすみの話したことが事実なら、あの場所は集団自決をした場所ではなく、集団リンチか集団虐殺が行われた、所謂犯罪が行われた場所となってしまう。だからと言って、自分たちに何か災いが起きるかと言うと、かすみの話ではそれはないということで、一同心なしか安心したのであった。


 そして玲は、かすみが倒れた場所に関する情報を部長の竹内から聞き出して、今からそこに行って除霊をしてくるという。竹内も同行させて欲しいとお願いするが、玲は「いくら僕でも、君らの命を守れる保証がない」ときっぱりと言われてしまい、そうなると二の足を踏んでしまって、結局は玲が一人で向かうことになった。


 現地に到着してすぐに、玲は万が一霊体からの不意打ちに備えて自分の周りに自動追尾型の降霊召喚門を設置した。そして竹内に教えてもらった部屋にやって来た時、かすみが設置した降霊召喚門によってそれはまだそこに捕らわれていた。幸い、その部屋には観光客は居ない。余程の霊力が強くなければ降霊召喚門を突破することは出来ないと睨んでいたものの、もしかしてと疑わずにはおられなかったのだが、この状況からするとそこまで強い霊力ではなかったようだ。ただし、凄く強い憎悪と言うか怨念をその霊体からは感じたため、これを解消しないと、この霊体は成仏しないと思われた。


  「お前の目的は何だ?」


  「・・・な、ぜ、う、ば、っ、た」


  「何のことだ?」


  「・・・た、の、し、み、う、ば、っ、た」


お前の楽しみだと?一体それは何だろうかと想像するも、全く分からない。そこで玲は、楽しみとは何かと聞いた。すると


  「・・・こ、ろ、し」


と口元が大きく開いてそう叫んだと同時に玲に攻撃をしようとしたが、身動きできないため、玲を鋭い形相で睨み付けた。玲はかすみの展開した降霊召喚門でお見送りを試みたが駄目だったので、ある方法を試すことにした。そこで、かすみの降霊召喚門を上書き消去してから、直ぐに降霊転移門を霊体の周りに設置した。その霊体は、動けると思ったのも束の間、また捕らわれたことで歯ぎしりして悔しがる素振りを見せた。しかし、なぜ玲は降霊転移門を設置したのか?それは、この霊体を霊界に強制退去させるためであった。そしてその方法とは、降霊転移門を物理的にこじ開けて霊体を霊界に吸い込んでもらうことである。そう、以前ドイツで発見した降霊転移門、あれをそのまま使うことにしたのだ。だがあれは、人のような物体に対してだけ有効ではないのか?と思われるのだが、玲の考えでは人も霊体も魂も大本はエネルギー体だから同じように扱えるのではないかと考えていた。勿論、未だこれを実証出来てはいないが、折角の機会ということで、この場で試すことにしたのだ。もし駄目なら、霊体を宇宙空間かどこかに強制転移させるか、と呑気に考えたりしながら。そして、降霊転移門に開閉の術式を組み込んで、一気に門を開いた。すると、


  「・・・な、に、を・・・」


その後の言葉が続くことはなく、その霊体は掃除機でゴミが吸い取られるが如く、霊界に吸い取られていった。そして、この玲が行った除霊法は、降霊召喚術に新たな時代が訪れることになったのだが、そんなことを玲は全く気付いていない。それよりも、自分の考え通り上手く事が運んだことに満足していた。今後お見送りできない霊体については、これで強制退場させられると。ただし、憑依されている場合はどうするかだが、何時かのユーチューバーの時のように、霊界で円空に頼むか、とまた呑気に考えたりしていた。

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