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召喚術師を召喚したいのですが、どうすれば良いですか?  作者: 島ノ松月
地球転生編第二部

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地球転生編 2-75 美少女降霊術師の心霊事件簿5: 夏合宿特別編 (初日)

美少女降霊術師の心霊事件簿5: 夏合宿特別編 (初日)


今年もまた東洛(とうらく)総合大学心霊サークルの夏合宿の季節がやって来た。心霊サークルとしては、年に一度のビッグイベントであり、その分気合も十分、準備も万端整えていた。はずだが、今年は少し様子が違う。と言うのは、例年夏合宿は7月の平日に3泊4日でどこかのキャンプ場にあるコテージを借りて行っていた。ところが、今年は海の日を含む3連休での実施となった。こうなると、バイトに明け暮れる学生にはかなり資金的に厳しくなる恐れがあるのだが、今年に関して言うと実はその心配はない。なぜなら、大口のスポンサーがついたためである。と言うのは今年の夏合宿は、「心霊怪動画蒐」を世に送り出している映像制作会社のジーエックスが主催することになったからである。そして、心霊サークル部員の宿泊費は彼らが負担するということになった。ただし、現地への移動に関しては各自での負担をお願いされているが、それは全く問題ない。と言うことで、今年の心霊サークル部員は非常に恵まれていたと言えよう。加えて、特に男子学生は、心霊怪動画蒐のリポーターである上本ハンナと同行できることに何よりも喜びを覚えたのであった。ちなみに、後日この話を物部かすみがある女性部員から聞かされたとき、「あいつら、マジでしばく」と息巻いていたとか。かすみのマジしばきを体験したことない者は、「かすみのしばき、なんぼのもんじゃい」となるだろうが、体験者の最神玲からすると「いや、絶対やめとけ、今のうちに謝った方が良いよ」となるだろう。それはさておき、ジーエックスとしては態々学生をそのように接待するために企画した訳ではなく、実のところは最神玲とかすみの取材が目的であった。そして、その玲とかすみだが、


  「うーん、どうしようかね。かすみ」


  「そうね。まあ、何ならまた私が行くけどね。

   一応、顧問契約結んでるし」


と言うことで、今年もかすみだけの参加となった。確かに玲が参加すること自体は問題ないのだが、かすみとしては、内心では上本ハンナ対策があるため、やはり玲の参加はやめて欲しいのが本音だった。そして蓋を開けると、玲の性格、と言うよりもカーンフェルトの性格からして、こういうイベントに首を突っ込むよりも静かに召喚術の研究をすることを絶対選ぶだろうと、何年も傍にいて熟知しているかすみとしては、まさにそうなったことで一安心した。ちなみに玲が参加に消極的なのは、もう少しで新しい召喚術が出来る状況だからである。と言うことで、両社の思惑が偶々一致した結果、かすみだけが参加することを玲は現部長の竹内斗真(たけうちとうま)に連絡した。



 ところで、今回心霊サークルが向かう心霊スポットは○○県の海沿いにあるリゾート地。ただ残念ながらサークル部員達は、リゾートホテルに宿泊して海に入ってのんびり過ごすでもなく、リゾート地内に併設されているキャンプ場のコテージで宿泊して心霊スポット巡りをすることになる。だが、夏休みに入った最初の3連休で、果たしてキャンプ場のコテージが空いているものなのか?実はジーエックスでは4月の段階である企画を提案し、それが採用されたことで候補地の選定を行っていた。そしてその序にコテージとリゾートホテルの客室を早い段階で予約できたのだった。ちなみに、今の状況はどこも満室なので、幸運だったと言えよう。そしてそのリゾート地だが、心霊スポットとは縁がない土地柄に聞こえるが実はそうではない。ここには地元の人も立ち寄らない洞窟というか防空壕跡があったり、あるいは旧日本海軍が作ったと言われる何かの施設跡など、心霊マニアであればよく知るような心霊スポットが多く点在しているのだ。また、リゾートホテルから近い海岸では、度々女性の幽霊が目撃されるなど、霊的な意味での見所が満載であった。


 さてかすみであるが、当然現地へ直接転移は可能である。特に今年の誕生日に行ったレベルアップによって、日本国内のほぼ全ての場所に往復で転移しても余裕な位の召喚エネルギーを持つようになった。ただ、例年であれば現地へ直接転移せず、最寄り駅まで迎えに来てもらうようにしていたのだが、今回の宿泊地はリゾート地であり、最寄り駅からは1時間に数本程のシャトルバスが往復していた。そのため、直接現地へ転移しても怪しまれることはないのである。と言うことで、かすみはM&Mの夏用制服に身を包み、ただし今回は海沿いと言うことで紫外線対策用に(?)ロムリアの白のキャップ(これはかすみが自腹で購入)を被り、キャリーケース1つを手にして直接転移して現地に入ることにした。


 かすみの転移場所はリゾートホテルの裏手の海側とは反対にある雑木林の中。虫が多いのは仕方ないと諦めながらも、やはりもう少し違うところに転移した方が良かったかと後悔するかすみだが、その分見つかるリスクも高くなるので我慢した。ところで、3連休の天気だが、梅雨明け後とは言え最終日に少し崩れるとの予報がある以外、今日も含めて快晴が続く。そのため、雑木林の中は日差しが遮られて、しかも時折海側からの風が吹くお陰で過ごしやすい状況なのだが、一度雑木林から出ると、強烈な日差しで肌を焼かれる。これには流石のかすみも召喚術で何かできる訳ではないので、肩にかけたバッグから日傘を取り出して日差し対策をした。


 案内板に沿って進んでいくとやがてキャンプ場が見えてきた。そのキャンプ場の奥の方にコテージが建っていたので、かすみはそちらに向かって進んでいった。時折海から吹く風が心地よく、汗が引いていくのを感じて気持ち良かった。そして、


  「おーい、みんなー」


とかすみは手を振りながら、心霊サークル部員達の輪に向かった。


  「物部先輩、お疲れ様です」


真っ先に声を掛けてきたのが、4年生の伊藤加奈である。ところでかすみは、その場の状況を見るや否や、早速伊藤加奈に尋ねた。


  「ねえ、加奈、何か去年より人増えてない?」


そう、かすみの前には30人近い学生が(たむろ)していたのだ。そこでかすみは伊藤加奈に今年の新入部員の数を聞いた。すると、


  「今年はですね、なんと15人でした」


えー、マジ!と絶叫するかすみであった。しかも、実際はその倍の入部申し込みがあったという。そのため、今年は既存部員による選考が行われたらしいのだ。遂に時代が心霊に追いついたのか?と錯覚しそうだが、そうではない。やはり玲とかすみの存在が大きいのだ。それと今年の場合は、老舗心霊系動画からの取材があったとなると、いやでも注目されてしまった。しかし、


  「何かさ、女性の数が多くない?」


そう、今年に関しては、女性の新入部員が多いのだ。まあ、大体想像つくのだが、要するに「選考」と言う名の推しを選ぶみたいな、そんな状況だったからである。それでも、あからさまに全員女性とするとクレームが来ると恐れたのか、程よい塩梅(とは選考した連中の考えだが)で男も加えて選んだと自画自賛していたのだ。


  「全く、本当にここの男共には困ったもんだ!」


と、到着して早々にご立腹になるかすみであった。そんなことよりも、先ずは自分の荷物をコテージに運ぶことにした。そして、こんな時でもかすみは、一人一人に声を掛けて挨拶した。



 その後かすみはバーベキュー対策用に白のTシャツとデニムに着替えを済ませてからコテージの外に出て、恒例のバーベキューパーティーの準備を手伝うことにした。今回は、海岸沿いでバーベキューが出来るそうなので、そこに食材と道具一式を運ぶことになった。その時、ホテル方向からジーエックスの取材スタッフがこちらに向かって歩いて来るのが見えたので、まずは部長の竹内が代表して挨拶とお礼をした。ちなみに、今回の取材では、ディレクター兼撮影担当の山崎真吾(やまさきしんご)とリポーターの上本(うえもと)ハンナに加え、もう一人の撮影担当としてショートヘアーで眼鏡をかけた來田弥生(きたやよい)が同行することになった。ちなみに、彼らが言うには、現地入りした取材ではもう少し人数を増やすようだが、今回は心霊サークルメンバーが同行することから、そこまで人数をかける必要はないとの判断でこの体制になったのだという。なお、心霊サークル側で撮影した映像でもし良いものがあれば、後日買い取ってくれるということで、部員全員張り切ったのは言うまでもない。その後は簡単なスケジュール調整を行い、明日は午前中にここから数km程の所にある旧海軍施設跡に向かい、その後日没を迎える頃に洞窟に向かうという予定になった。ところで、なぜ日没頃に洞窟に行くのかと言うと、別に干潮の時にしか入れないなどではなく、演出の方針で、と言うことらしい。ただし、問題の洞窟は日が暮れてからの方が霊の目撃が多いという情報もあるので、その情報に従ったまでの判断だった。なお、これから行うバーベキューパーティーには、スタッフも参加するということで、特に男子部員はなぜか大盛り上がりだったのは言うまでもないだろう。



 バーベキューが行われる海岸だが、この付近は堤防から海岸線までの距離が短く、しかも海に入っても直ぐに深くなることから、遊泳禁止となっている。ただし、そこから左手方向にあるリゾートホテルの正面の海岸は、海岸線まで十分な距離のあるきれいな砂浜があり、しかも遠浅の海になっているので、こちらは遊泳可能である。尤も心霊サークルのメンバーはこの時間に泳ぎたいと考えるものは誰もおらず、またノリで遊泳禁止の海で泳ごうとする馬鹿者もおらず、彼らは只管(ひたすら)バーベキューを楽しむだけであった。かすみは、今年の新入部員が中心となっているグループの中で話の輪に加わって色々な話に花を咲かせていたが、そのうちにかすみの隣に男共に囲まれていた上本ハンナがやって来た。「ご一緒しても宜しいですか?」と言うことで、そこからは臨時の女子会になったりして話が盛り上がったのだ。かすみが上本ハンナと最初にあった時の印象は「何やねん、この乳の大きな子は。どうせ愛想振りまいていい子ぶってるんとちゃうん」とかなり、と言うか物凄く印象が悪かったのだが、仕事以外のことでこうして話をしていると、「おや、案外真面目な子なんやな。しかも少しだけオモロイやん」とかなりの好印象に変化した。玲が居たら「かすみ、人は見た目じゃないぞ」と注意したかどうか怪しいが、要するに印象だけで決めては駄目と言うことだった。


 そうして話が盛り上がっていた時、かすみはふと何かの気配を感じて海の方向に視線を移した。すると、


  「ほー、出たね」


と呟いた。かすみが見たのは、頭にはツバ広の麦わら帽子を被り白いワンピースを着た女性である。そしてその女性は、海岸線から5m程離れた海の中に両足の(くるぶし)が隠れる程度水に付けた状態で立っていた。一見すると、普通に海に浸かっているだけにしか見えないが、その場所の水深は1m近くあるため、踝が隠れる程度で立つことは出来ない。そして、その様子をじっと見つめるかすみの表情から何かが出たと思った古参のサークル部員は早速カメラを回す準備を始めて、かすみの視線の先にカメラを向けた。上本ハンナも隣のかすみの様子が急に変わったことが気になって彼女を見つめていた時、周りで何やら動き出したことから、何かが出たのかと緊張し出した。そして、


  「物部さん、何か見えるんですか?」


と恐る恐る尋ねる上本ハンナであるが、かすみはただ頷くだけ。そして、直ちに少し離れた男性組の所に居た山崎に向かって、「山崎さん、カメラをお願いします」と叫んだ。上本ハンナから突然撮影を要求された山崎と來田は、手元にあったカメラを携えて上本ハンナの所にやって来た。その時、かすみが立ち上がって、その女性に向かって歩き出したので、カメラをその方向に向けて撮影を始めた。かすみは、近づきながら降霊召喚門を女性の立っている所に展開して、念のために動きを封じておいた。このお陰か、あるいはその女性の持つ霊力の強さなのか、海上に女性が立っている様子を誰の目でも確認できるようになった。その途端、かすみの後方からは驚きの声や叫び声が木霊したのだが、そんなことにはお構いなく、かすみは


  「あなたの名前は?」


と静かにゆっくりとその女性に尋ねたのだ。すると


  「・・・た、す、け、て、た、す、け、て」


とその女性はただ只管「たすけて」を唱え続けた。そしてこの声は、かすみの近くにまで迫っていた取材スタッフの耳にも聞こえたようで、「え、あ、あ、あれって、ひ、人ですか?」とかすみに尋ねた。まさか幽霊が喋るとは想像できないからだろうか、あるいははっきりと視認される女性がそこに見えるからだろうか。


  「あなたは、ここで死んだのですか?」


  「・・・こ、ろ、さ、れ、た」


え、殺された! と言うことはここで殺されたの?と、かすみの傍にやって来た上本ハンナは誰に問い掛けるでもなく呟いた。かすみは更に質問を続けた。


  「あなたは、ここで殺されたのですか?」


返事の代わりにその女性は頷いた。そこで、かすみは降霊召喚門を一旦解除した。暫くはその位置に留まっていた霊体は、やがて闇の中にスーッと溶け込むように消えていった。かすみはその場でじっと夜の海を見つめながら何か考えていたが、突然はっとした表情になった。それから、


  「ゴメン、誰か泳ぎの得意な人っていない?」


と突然心霊サークル部員に声を掛けた。すると、


  「俺、高校まで水泳部に入ってました」


と手を挙げたのが2年生の仁多牧省吾(にたまきせいご)だった。そう、彼はかすみと何やら笑いのセンスが合うようで、かすみのお気に入りの子である。そこでかすみは、彼に先ほどまで幽霊が居た所の海底に何か埋まってないか探してもらうことをお願いした。流石の仁多牧も幽霊が居た所に向かうことには一瞬躊躇したが、周りの女子達の目が何やら自分に向けられていることで気を良くしたのか、あるいは格好をつけたかったのか、鍛え上げた上半身を惜しげもなく見せつけるようにTシャツを脱いで、下はトランクスになって、そのまま海に飛び込んだ。かすみに誘導されながら目的の場所に到着して、そこから海中に向けて潜って行った。30秒程して一度海上に顔を出して再び潜りだす。それを何度か繰り返すうちに彼の手には何かが握られていた。それを海水で洗って確認したとき、何やらビックリしてしまい、その拍子に後ろに倒れて溺れそうになった。それを見ていた他の部員は、彼を助けようと途中まで進んだ時、仁多牧が海上に顔を出した。それから彼は急ぎ岸に上がって来てかすみの所に手にしたものを届けに来た。それを手にしたかすみは、


  「やっぱり、骨があそこにあったんだ」


と呟いた。どの部分かは判別出来ないが、デニムの後ろポケットに仕舞っていたスマホを取り出して懐中電灯アプリで照らした時、幾分褐色に変色しているが骨だということは分かった。ただし、これが人骨なのかどうかはまだ分からないため、かすみはその骨を砂浜に置いて、その場で降霊召喚を行うことにした。その時、


  「物部さん、それって人骨ですか?」


と骨を覗き込みながら上本ハンナが尋ねてきた。彼女の後ろと横から、山崎と來田がカメラを回していた。


  「骨だと思います。ただし、人骨なのか

   そうでないのかは私には分からないので、

   この骨を使って降霊術を行います」


と上本ハンナに告げた。かすみの口から降霊術と聞いた途端、その場にいた全員が息を飲む音が聞こえた。自分たちの目の前で今から降霊術が行われるという。ただし、彼らが想像する降霊術は、恐山のイタコによる口寄せか、あるいはコックリさんみたいにテーブルを囲んでウィジャボードを操って霊を呼び出すのを想像していたのだが、かすみは口寄せをする雰囲気でもなく、ましてウィジャボードのような物を持っていない。そのため、何を使って霊を呼び出すのか、興味津々になる者がいたりした。かすみはそんなことにはお構いなく、砂浜に置かれた骨に対し降霊召喚門を設置した。すると、


  「うわー、で、で、出たー」


とあちらこちらから驚きや叫び声が上がった。かすみが降霊術をする宣言をしてから10秒もしないうちに女性がそこに現れたからである。そしてその骨は、確かに人骨であり、しかも先ほど海上に姿を現していた女性であった。ただし、その表情は恨みからなのか、あるいは憎しみからくるものなのか分からないが、何かをじっと睨み付ける表情であった。


  「これから、あなたの骨を回収するようにします。

   そして、あなたのことを警察に話します。

   でも、その前にあなたの名前を教えてください」


とかすみは優しく丁寧にその霊体に語りかけた。すると、


  「・・・い、け、う、ち、れ、み」


  「いけうちれみさんね、有難う教えてくれて。

   それとあなたを殺したのは誰なの?」


  「・・・み、う、ら、や、す、お」


やはりこの女性はここで殺されたのであり、殺した男は「みうらやすお」という人物であった。かすみはここで召喚を解除して、彼女の背後で事態を見守っていた人に警察に連絡してもらうようにお願いした。だが、目の前の余りにも速い展開に誰もついていけず、かすみからの要請に心霊サークル部員は誰も応えられなかったが、こんな状況においても流石に慣れているのか、山崎以下ジーエックスのメンバーは早速警察に連絡を入れた。それから、山崎はかすみに幾つか質問をしたのだが、後日この模様をチェックしていた時、かすみの背後で再び女性の霊体が現れたのをカメラが捉えていた。ただし、その表情は恨めしさや憎しみが消えて穏やかな感じに見えたと言う。


 それから30分程すると最初のパトカーが到着したので、先ずは問題の骨を警察に渡した。その後後続のパトカーが到着したことで、海底の捜索活動が本格化し、およそ1時間後にはかなり数の骨を回収し終えた。その間、かすみ以下心霊サークル部員とジーエックスのスタッフは警察からの事情聴取を受けていたが、勿論誰も事件には関与していないことは映像からも確認できたので、直ぐに開放された。また、かすみは霊体から聞いた骨の持ち主である「いけうちれみ」なる女性のこと、そして彼女を殺したのが「みうらやすお」なる人物であることも伝えたが、当然彼女の話を信じることはなく、だが一応調書には記入しましたよ、と言うパフォーマンスを行った。尤も、別段かすみとしても彼らの反応に腹が立つとか感情的になることはなく、淡々と済ませてその場を後にした。


 今年はいきなりこんな事件から始まったか、と何やら感慨に耽るかすみだが、実は本番はこれからであった。

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