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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

唸り花

作者: Mapi

「うぅ…ううっ…」

ある日、ある子供が公園でうめき声をあげる花を見つけました。


「なんで泣いてるの?」

その子供は花が泣いていると思いその花に話しかけてみました。


「うぅ…あぁ…」

しかし花は子供の問いに答えることはなくうめき声をあげ続けました。

泣くようにうめき声をあげる花にかわいそうだと思った子供はどうにかして笑わせようと考えました。


変顔をしたり面白い話をしたり手を尽くしましたがうめき声は泣き止みません。

どうすれば笑ってくれるのか考えました、子供は泣いているのは花なので水をかけてみようと考えました。

水をかけてみると、うめき声は聞こえなくなりました。


子供は泣き止んだと喜び、もっと水をかければそのうち笑ってくれるだろうと考え、毎日水を与え続けました。しかしうねり声が聞こえたのは初めて会ったその日だけであり、その後笑うこともうなり声をあげることもありませんでした。

いつしか子供は水を上げるのをやめ、うめき声をあげる花のことは忘れていきました。



その後ある公園で被害者Aが死亡したというニュースが放送されたそうです。



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