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クロトン
道路傍の街路樹
クロトン
背の低い生垣で
黄色と赤と緑、黒のくねくね曲がった葉が集まる
不思議だ
そして美しい
葉の中心線は赤い
色付きの水を植物に吸わせると
その色素が葉や花の表面に表れることがある
けれどこれは違うだろう
どうしてこんな色になるんだろう
いつまでもハイビスカスは咲き誇る
遠目から影にあるのを見ても
強い赤はそのままだ
枯れないのだろうか
いつ枯れているのか、
年中咲いているが休まないのか
冬を越す準備が要らないから常に咲いている?
ハイビスカスの花は入れ替わっているのか
もしかしたら
一度花弁を広げたものが夜は萎み朝開花す。
これを繰り返しているだけなんじゃないか、
花の数も変わらず、居る場所も変わらず
そんなことはないと勝手な思い込んでいた
世の中は不思議が溢れている