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 林

葉に光が当たる


白く輝くそれは玉のような輝き


ぴゆぴゆぴゆ


小鳥の声で


柔らかな世界を作った


静かなる蔦が垂れる


ひたと何も動かぬ林の中


日光が細かい筋になり林を照らす


竹と蔓、巨木、木の葉


幻炎的で柔らかな不思議な空間


時の流れがこちら側と林の中では違うのだろう


鳥が誘うので足を踏み入れようとすると


そこは影ばかり


幻想的なのは上の見えている部分だけで


腰下の世界はまた別の世界を持っている


暗く静かで上とも時間の流れが違う


上が日の動きで時を刻み風で動くのに比べ


腰下世界はそこに住まう動物と


植物の成長で時を刻んだ




猫じゃらしと短い新緑が風で波打つ


草がポカポカと温められる匂い


風が草原を撫ぜる音で


心がすっと軽くなる






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