49/235
晴れた日に
松ぼっくり発見
6月ごろにも見かけたが
松ぼっくりに季節はないのだろうか
ピンクハイビスカスのフリフリが
うざったらしく思えてしまうほど
機嫌を逆撫でする陽の強さ
汗がとまらない
汗をかいている自覚はないままに
シャツの襟首を変色させていく
少し歩いていくと
視線の先に砂利道が出てきた
白飛びしていて目が痛い
砂利下の土の白さが空間をゆらめかせる
左右にはゴーヤ、かぼちゃ、バナナ、パッションフルーツ、… 分からないものまで
パッションの葉が歩道まで乗り出し
若い黄緑の葉と太陽光が
ハーモニーを紡ぐ
淡いピンクの空に浮かぶ月は
三日月
明るめの黒の空に浮かぶ月は
紅い