表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/235

白い鳥

つるりとした身体


白い羽を大きく広げると体の同じくらいの幅に


広がり正方形を描く


地面に近づくと羽を折りたたみ


ひょろりとした立ち姿へと戻る


鷺かなにかわからぬが美しい立ち振る舞い


大胆に開く羽を普段は仕舞い込み


必要な時だけ見せる


からだそのものに必要美が施され


白に濡れた瞳が映える


くすんだかすみ色の雲と


朱を差した天上の元


黒緑の住処へと帰ってゆく


苔に覆われた黒々しく湿った石に


一度足をおいた


音を鳴らして羽を開く


閉じたときには闇が始まっていた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ