33/235
風のおしゃべり
午後9時をすぎても外がほんのり明るいなぁ
風を顔に受けて耳風はあらゆる音を吹き飛ばす
ゆらゆーらゆらゆら揺らし
樹木はいつになく多弁だ
人間語だとわぁぁぁぁぁぁぁ
子供だったら走り回っていそう
たくさんおしゃべりしている 楽しそう
葉っぱと葉っぱの擦れ合う音 奏でる曲
風が吹き抜ける
狭い空間へ入ってくヒューと泣く
カタツムリが青黒いつのを立てて歩いていく
じーーーーーっと
見ててもこのカタツムリさんは動かない
雨の匂いに引き寄せられてきたのかな
おたまじゃくしが真っ黒の小さな体から柄のついた第二段階?に入っている
あまり台風の影響をまだ受けていないらしい
人間の私からはいつもと同じに見えるが
おたまじゃくしたちはどうやって意思疎通をはかるの?
私もまぜて。