いちにちとして同じ日はないので

うみ 空

深い藍色の海

深く　深く　

意識の奥底まで潜る　深く

静かに

心が地に足を着ける

周りの音とは別に意識の世界が創られる

どこにいようとその世界だけは崩れない

藍色の深く柔らかい

忘れがちになる心の中の自然

自分の帰る場所

藍世界の眼鏡をかけると

自分にとって必要なものが見えてくる

自分にとって必要で無いものが見えてくる

はっきりと線が引かれた空と海

ずっとずっと交わらない

人には見えないもので繋がる

雨がキリを呼んでくる

山と山の間に川の上にキリはやってくる

山は装いを新たに幻想的な夕闇を描きだす