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はと
はとのおめめが愛くるしい
いっぽ にほ さんぽ 足といっしょに尻尾が振れる
今日はちょうちょうが戯れている
なんだか異様な数だな
ガジュマルの樹の周りを様々な柄が通り過ぎる
一羽 二羽 三羽 はいいがこれ以上は心配になる
青虫が大量発生しているのでは、葉が身ぐるみ剥がさ
れて悲鳴をあげているのでは
漆黒のドレスを纏ったちょうがセンダングサの黄色い
部分に細い棒を刺している。羽をパタパタ小さく動か
しながら止まっている。洗練されたシルエットと
細い手足に触覚。日光を舞台ライトに仕立てあげ、自
分が一番美しく舞う姿を私に見せつけている。
日陰に入った瞬間艶やかで強かな夜の顔を覗かせた
蝉とはこんなに大人しいものだっただろうか
12時は蝉にとっても休息時間なのかな
鳥の声のバックミュージックみたいだ
あと半年もしたら耳を覆いたくなるような大合唱を始
めるのかと茹だるような暑さとセットになった声を思
い出す
今は練習期間なのか、では本番はいつなんだ