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鳩の雨宿り

ぽかぽかと暖かい陽気


鳥の鳴き声が建物の中まで届く


のびやかであたたかな日だ


昨朝の台風と思えるような吹きすさぶ雨風は跡形もなく消え去っていた


一日雨風に晒されれば一日雲のない青空のもと日照りに喘ぐ


鳥肌の浮き出る肌を抱きしめ濡れ帰る日もあれば


半袖シャツを脱ぎ捨て冷水に飛び込みたくなる日もある


そんな緩急激しい日々が続いてる


洗いざらしの髪が2:8に癖がつきそうな


強風の日


風に乗って雨が踊り体温を奪っていった


カランコロン 音が消えた 枯葉が風に乗って彼方へ向かう


鳥肌を見つめる


鳥肌ってなんだ


毛の生える所を中心に小山ができている


それが連なっていて、触るとぷつぷつぷつ


いつもと異なる手触りだった


目の前の鳩も同じ肌なのだろうか


絶え間なく歩き回り草原をつっついている


ふと、顔を上げた


私もつられて空を見上げた


白と灰色と黒が入り混じった閉鎖的な空に


彼は何を見ているのだろう

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