表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
196/235

ありに縁在りし日

ん、


もぞもぞする


首が


右手が


左肘が


正体のわからぬ違和感


左腕をさすっていると


小さな黒いものが肘裏から出てきた


ありが体を歩いていたらしい


原因が分かると体のぞわぞわは消えた


左腕を机に付け道を作り体から降りて行くようにした



橋の欄干(らんかん)にもたれてぼーとしていた


鈍い光を放つアルミ性の手すりをありが歩いていた


一匹 目の前を通る


しばらくしてまた目の前を通った


一定の間隔をあけて規則的に黒ありが


同じ道を走り抜けていく


ふと見えない道を手で塞いだ


すると右は左へ行ったり来たりしていた


手を避けて行く道を探していたが


見つからなかったのか指の山を超えてきた


予定が狂わされ道を見失い彷徨っている姿に


ちょっぴり申し訳ない気持ちが芽生えた




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ