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いちにちとして同じ日はないので  作者: みかん


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155/242

ガジュマルの木をみる散歩

鱗の上を歩いている


雨に濡れた地面を照らすライト


揺れるたびにキラキラと輝き光り魚の上を歩いているようだ


春の雨


春雨


なのだろうか




カエルが思い出したように鳴き出した


カロロロカロロロ


呼応するように


ゲロロロ ゲロロロ


と遠くの森から聞こえる


カロロロ ゲロロロ がロロロ ゲロロロ


止んだ


木の葉を打つ雨の音と夜の虫の音がする


ばしっ


枝が折れた


遠くの蛙だけがゲロロロと鳴いている


誰もいないはずの木と木の間に気配を感じた


怖くなって見るが闇があるだけ


風が出てきた


ぼしゃぼしゃ


雨が塊になって落ちた


なんだかざわざわしている


さっきまでの静寂を破って


ふさっ


コウモリが木を移る


雨音が大きくなってきた


降り出しそうだ


歩き出そう


ガジュマルとガジュマルの間へ

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