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雨の色


晴れた青空を赤と黒とピンクとオレンジ紫と紺


をまぜて水で溶かして塗る


青い空は今の自分には眩しすぎる


深い藍色や深緑、緋の明度を落とした色など


なんだか深く重く、暗い物ものに魅力を感じる


雨の日の開放感と安らぎ


雨は冷たいはずなのに


どこか暖かい


濡れた靴の中、歩き続けるとぬるくなる


足ってあったかいんだ


血が通っているんだと実感する


雨に濡れてそのまま昼寝をすると熱を出す


熱いのか寒いのか分からず


少し前までの自分は「元気」と呼べる状態だったことを知る


安らぎ、癒し


暗く深くゆっくりした癒しをみんなに届ける


それが自分にできることなのかもしれない


絶対とは言えない


確信なし自信もなし


そうなりたいという願望はある


全ては移ろい代わり


ところ変われば時が変われば見方が変われば


正しいものなど変わる 


だが、ひとりの人間のやりたいことなんて


役割なんて変わらないんじゃないかと


今は思う


役割を遂行した結果や世の中からの評価は


きっと移ろいゆくものの一つであるなら



それぞれの個性を素直に受け入れられたら


役割が見えてくるのではないか


その役割がもし「癒す」であるならば


まず自分が癒され、何が効果的なのか


どんなことを癒やされているというのか


それをみんなに共有する方法はどんなものがいいのか


 考えていく必要があるなぁ



雪は目を瞬かせ目玉を動かす。


課題の絵を描いている途中で寝ていたのだ。


テーマ「癒し」 3月5日提出


の文字の横に黒枠に囲まれた白い空間がある


3年2組 田中雪


鉛筆でかく


書かれた文字は混色したような黒色だった


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