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色彩
虫のハムハムした葉っぱ
穴から空の青が見える
ハムハム跡は3.4箇所あり、
大小バラバラだ
緑や赤、茶色、黄に斑らの黒がある
そして緑は緑でもこの緑はどの葉っぱとも同じ緑なのかというと
いや、そうではなくて、あの葉っぱはより薄い
そっちの葉っぱはより、赤みが強い緑
ただ、語彙がないだけなのだろうか
一葉をしてうまく表現できる言葉が見つからない
光の当たり具合によって変わる色合いまで考えると
もはやその色を特定の言葉で表すことは
今の己には易いことではなかった
葉っぱ一枚とっても何色とは言い難い
だからこそ美しいと感じる
繊細な色違いが自然がつくりした芸術だと惚れてしまう