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冷朝
朝の散歩中、甘い香りがした
昔どこかで嗅いだことのある匂いだ
果実の熟れて発せられるものなのか、
花がハチやハエを呼ぶために発せられるものなのか
優しい甘さ 浸りたくなる
一瞬のうちにその香りは消えてしまった
もう一度夢に浸りたくて辺りを歩いたが
二度見つけることはできなかった
地元では朝、雀をよく見かけた
そして昼間は何をみていたであろうか
記憶に残っていない
こちらに来てから朝昼は鳩とルリカケス
夕方はカラス、夜はコウモリ
うむ。
自然や生き物に興味が向いたから
見えてきた世界であるからして
日の動きに伴う活動する鳥の変化、
やはり興味深し