表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
123/235

食の秋

柿 梨 林檎 


店先に並ぶ果物の顔ぶれが変わった


店に秋が訪れているのだ


一年中温度の変わらないスーパーが秋を届けてくれた


半袖から伸びることのない布を見つめる


秋の定義とはなんなのだろう


スイカの切り身がパックに入っている


木の実が足元に散らばる


何の実


足に踏みつけられ、コンクリートにぶつかり


緑や肌桃色で硬い


なんとなく実っていそうなものを手に取り


齧ってみた


鼻腔を通じて果実の甘い香りと草の青い匂いが


ほのかに上半身を包む


今後飢餓に瀕しても口にはしないだろう


香りは良いので部屋に飾るのは良さそうだ


松ぼっくりにどっからか拾ってきた木の実


貝殻とさんごの白骨化


さらに香りの良い木の実を加える 


我が安息の地は内側から自然になろうとしている





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ