ゆな
はてなマークをかたどる星たち。
「ただいま橋の取り付け工事中です。
ご迷惑お掛けします。」
彦星がヘルメットかけてお辞儀してる 七夕準備中
星が増えてくる
月が消えてゆく
ゆなの花の中心が影で覆われる
綺麗な赤オレンジ色で夕焼けのような
薄く透けた花びらはさっぱりとした涼しさを放つ。
影に入るように黄色の柱と黒い点
朝は黄色で夕方はオレンジへと変わってゆく
午後3時 ゆなにとっては夕方なのか
ゆなにとってのいちにちは何だろう
移り変わりをながめよう
あなたにとってのいちにちは何だろう
蕾のデザインの精巧さ 心惹かれる
パリッとした白と影 くも 蜘蛛の巣 雲
複雑な幾何学模様を織りなす芸術家
進化をやめない とどまらない
展示会も難しい 留めておけないから
こりゃ値段もつけられやしない
値段なんてつけられない
みんなと共有したいなぁ
お昼には雲一つなく何に目を向ければいいかわからないほどただ青かった
低い雲が城を築く
森の上にもくもく雲が湧き上がる
源泉のように
石や木ではない
雲が自ら雲を湧き出し自ら城をつくりだす
森を抜けると雲の宮殿への階段があるはずだ
走ろう
風が優しく暑さを紛らわせる