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まさか義妹と偽恋カンケイになるわけがない

作者:相沢 ほむら
「春斗くん! これからよろしくね!」

 おれの義妹になったちあきは、身長が小さく、まるで幼稚園児だ。中学二年生でおれと同い年のはずなのに、どこか言動や行動が子供じみている。

 そんな彼女とおれに、親父からあることを告げられる。「再婚相手の両親にまだ怖くて挨拶に行けてない」と。どうやら再婚相手の両親は元ヤンらしい。

 親父はさらに告げる。「そこでお前らに、恋人同士になってもらう」

 いいや、意味がわからない。なぜおれたちが恋人同士になれなければいけないのか。それと、親父が相手の両親の家に行けないことと、どう繋がるのか。

「お前らが恋人同士になったせいで、その親であるおれとくろばさんも仲良くなって、成り行きで結婚することになりました、という言い訳を作りたい」

 おいおい親父。勘弁してくれよ。さすがにクソ親父が過ぎるぜ。だがしかし、とおれは考えた。偽物とは言え、ちあきと恋仲になれるって言うのは、中学生男子にとってはとても嬉しい提案だった。そしておれはその提案に乗ってしまう。

 ちあきとおれは、恋人になるために、様々な経験をしていく。日常の延長戦にあるはずなのに、おれにはその日々が特別に思えた。

 そして義母の両親の家に行き、おれとちあきは熱々な姿を見せつけるのだが、緊張のあまり失敗する。もちろん義母の父親は大激怒。おれたちは次なる作戦を考えるのだが――
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