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いつか描いた恋

作者: Soraきた

僕はある恋を選んだとき

キミはキミの立場で喜んでくれるかな


それほど興味のある本ではなかったけど

気がついたら、けっこう読んでしまってた


その理由のひとつは

キミがこの作者を気に入っていると

教えてくれたから

べつに無理に読まなくていいよ、

この本の描いた恋について

価値観も想像力も

ましてや男と女

違うのだから・・


キミはそう言うけど

僕はそうは思っていないんだ

ある恋について

うまく語れなくても

誰かに伝わることができなくても

恋したこと、

まずはそれでじゅうぶんじゃないかと

その先は分からないことだらけでも

恋の始まりはそんなもの

もしも、初めから分かっていたら

このドキドキもときめきは

何一つ生まれていないと思う


キミに求める恋について

うまくできなくても

キミは残念には思わないだろうから


・・残念に思ったとしても

そこはあんまり考えないでおこう



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