夢の世界
「おい!俺と勝負しろ!」
俺は昨日何か、、重大、、いや禁忌に触れるくらいやばいことがあって、、それで、忘れたくてすぐに寝たはずだったのだが、目を覚ますと、夕方ぐらいの時間に家の後ろにある公園のような景観のとこに立っていて、小学生くらいの男の子から喧嘩をふっかけられていた。
そしてなぜか懐かしく感じていた上に、その喧嘩を断ろうとは思わずにいた。
その結果、勝手に口が応答していた。
「いいよ。受けてたってやるよ」
そう言うといきなり突進してきて、自分の体が地面に伏せた。そして馬乗りで俺の顔を殴ってきてきた。
「ほらっほらぁ!ボコボコにするんだろ、やり返して来いよ!」
子供の力で殴られてもそこまで痛くないはずなのに、一回一回意識が飛ばされそうになるくらいの痛みがくるほど痛い、そして殴られた痛みではないものも感じる。それも胸が押さえつけられるような、、
「いきなりは卑怯だろ!」
咄嗟に男の子の顔に、体が伏せられている状態からなんとか、相手の顔にグーパンチをお見舞いした。
「ぐっ、、」
殴った顔には涙が流れていた。俺のパンチがそんなに痛かったのか、すると何か男の子が言ってきた。
「なんでお前が いけないんだよ」
なぜか肝心なところだけ聞こえず、奇妙な気分になっていたら、目眩がしてそのまま意識が奥に戻って行ってしまった。
そしてまた、意識がもどるとまた同じ時間の風景。同じ景観になっていたが、男の子はいなかった。しかし、竹山満 ことみっちーがいた。
「僕と付き合って欲しい!」
いきなり幼馴染のみっちーにいきなり告白された。
「はーーーーーー???」
俺は動揺を隠せずにいた。
「僕はずっと君のことが好きだったんだよ」
動揺している自分に追い討ちとして昔から好きだったと言ってきた。
「まっ、待てお前は男だぞ⁉︎」
そらそうだみっちーは男でよく戯れあったり、一緒に風呂に入ったりして!物!は確認している。
「そんなの愛には関係ないよ!」
いやあるだろぉお
この後歯止めが効かないとこにまで発展してしまったので、仕方なく俺には好きな人がいることをバラして落ちつかせた上、すんなりとその告白を振った。
「そっか、、やっぱり好きな人がいたんだね、。ごめんねいきなり呼び出したりなんかして、、」
落ち込む姿はもはや女なのではと錯覚してしまうほど、可愛かった。
そしてその後家に戻りベッドについた。
「おにぃ、おにぃ!起きてー今日から学校に行くんだろ。そろそろ起きないと、学校に遅刻するぞ!」
布団を剥ぎ取られた時にやっと起きた。本当にこの時間が一番憂鬱だ。この時間を体感するときは毎回早起きしなくていい職業についてやると思う自分だった。
「んっ、 うーn」
「やっと起きた、早く支度して、降りて朝ご飯食べてくれよ。」
エプロン姿で低身長は意外とあうな。男だけど。
「てか、なんつー夢だよ、、みっちーから告白されるとかないない」
首を振りながら言った。だがしかし、時折みっちーのことを女だと感じてしまう時があり、もし女だったらとよく思ったりする。
「よっし!今日から心機一転して張り切っていくぞ」
俺は重い腰を上げて、始業式の準備をして、下に降りた。
「おぉー今日はベーコンエッグか」
弟のご飯は本当にうまい、ぶっちゃけ飲食店を営んでも行けるのではないかと思うくらいだ。その上いつもはさめた状態を食べていたが、今日は出来立てだ。
「せっかく一緒に食べるんだし、一緒にいただきますしたいから、ちょっと待って」
こんなうまそうなものを前に我慢はキツいものがあるな。
「わかった」
しかし、作ってもらってる立場上逆らえることはできないので渋々言うことを聞く。
少しして、弟がせきに着いた。
「いただきます‼︎」
「うめぇ!やっぱり弟の飯はうまいなぁ」
弟は少し照れているのか顔を少し隠しながら食べていた。
「そっそうか。」
うれしい、、
「にしても久々に弟の飯を出来立てで食ったなぁ」
高1の終わりくらいから、学校に行くのが嫌になり、引きこもり生活をしていたため、いつも11時ぐらいに冷蔵庫の中にある弟が作ってくれていた飯を食べる生活をしていた。それで長いこと出来立てで食べていなかったのだ。
「そうだよ!いきなり引きこもったりして、留年しちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしたんだよ!」
でも、留年したらもう一年、一緒の学校生活を過ごせたのにな、、
なんだか、残念そうにも見えた。
「まぁ、色々あってな、、」
なんなんだろう、、
そしてご飯を食べ終わり、弟はエプロンを脱いで制服に着替えて、学校のリュックを取りに行って、俺はトイレに行き、流石に高校2年の最初の授業で忘れ物はしたくなかったので、一度鞄の中を確認した。
弟の制服姿は、カッコ可愛いと言う言葉がよく似合う。かなり素晴らしい。
「そろそろ行かないと、着くのがギリギリになるから先いくよー」
「ちょっ、ちょっと待って、 よしあるな。いくか!」
そして、弟と一緒にドアの前に行き、俺がドアを開けた。
「ガチャっ‼︎」
横で同じタイミンでドアが空いた。
「あっ‼︎」