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彼の知ってる雨の日の悲劇
俺は飯田 留佳 16歳だ
自分は過去に秘密を持ってる、
それは 人殺し その事は親は知ってるが
俺のせいじゃないっていうんだ
そして今
そんな過去を知らない友人と学校へと向かってる
「なぁなぁ!昨日のテレビみたかぁ~?」
「え?あ、おうw」
唐突に話掛けられビクッと反応しそして
苦笑い気味で笑う
彼は井上 海季 俺の幼馴染み
うざったらしい時もあるが友達思いで優しい
「お前最近なんか元気ないっていうか、なんか変だな……まさか、彼女ォ??」
「ちげぇしw」
俺は海季の肩を叩き笑いながら答えた
「マジ?俺置いて先行くんじゃねーぞ!」
彼はにっと笑った
隠し事は俺の心を傷付けようとしながら、自分という脳内をぐるぐると掻き乱されるように苦しくなった。
そうして俺の僕はニタリと笑い
俺という一人を殺した