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灰色に埋もれた記憶 (前編)

ズキズキ痛む頭を堪えながらカインは話した。自身過去を、、、。


カインが聖遺物を手にしたのは、彼がすべてを失った「あの日」のことだった。


カイン目線:


「ふう。じゃあここまでだ。いいな。」


俺の額から汗がポトリポトリと垂れ、地面に落ち、地面に染みていく。俺は荒い息を整えながら、終了すると宣言した親父の方を見た。親父には傷一つついておらず、精々砂埃がかかってるだけだった、対して俺は身体中に痣まみれだ。まあそれでも骨が折れてないだけマシだけど。


「はあ、はあ、はあ。わかったよ。親父、、、。」


それでも俺は無理やり立ち上がる。そのくらいの根性がないと、、、刻の守護者の末裔としてふさわしくないと思ったからだった。


俺の故郷「アッシュの里」は、シュレージエン王国の辺境、常に霧に包まれた深い森の奥にあった。この里は、古の時代に歴史を監視していた「刻の守護者」たちの末裔が、聖遺物を世から隠し、守り続けるために作った隠れ里だったのだ。そこで生まれた俺は剣を学び、魔力の使い方を学び、闘気を練り上げ、聖遺物を守るため相応の力を手に入れるために鍛錬していた。


「カイン、今日は魔法と闘気の同時使用を試すぞ。まず、魔法と闘気の原理を復習だ。」


「、、、魔法は自身の体の中にある魔力と、足りない分を空気や水中の中にある魔力を使って魔法陣を生成して発動するもの。闘気は生命体には必ずある『気』という力を身に纏い、身体能力を向上させ、身体の強度を硬くしたり気を体外に放出して気功を放つんでしょ?」


「ああ、その通りだ。それじゃあ始めるぞ。まずは、、、」


親父は教えることが得意だ。


「おお、やればできるじゃないか、カイン。そうだ。その感覚を忘れるな。さて、もう一度だ。」


成功したらしっかりと褒め、できなかったらなんでできないかを考えさせ、それを実行させる。

毎日こういうふうに俺は自身を鍛えていた。今は平和だけどいつかくる厄災に備えて。代々続くアッシュの里を守るために。


「カイン、誕生日おめでとう!すごいじゃない。もう17歳なんて。」


「ああ。もう立派な青年になったな。」


そうして俺が17歳になった誕生日の夜、俺は家族と一緒に誕生日会を行なっていた。里の人たちが何人も来ていて、俺の幼馴染であるグリフォードやオクソルなども来て、誕生日会は大盛況を迎えていた。豚の丸焼きを席の少し離れた場所で作っているが、その香ばしい香りはここまで届く。豚の丸焼きを楽しみにしながら俺はパンをポタージュにつけて食べた。そしてその勢いでミートパイを頬張り、味を楽しんだ後にゆっくりと飲み込んだ。周りの大人はビールやミード、ワインを飲んで楽しんでいて、その声がこちらまで届いた。そんな時、この村の長老である祖父が俺に声をかけてきた。


「カインよ。誕生日、おめでとう。しかし、時間の流れとはとても早いものだ。昔はあんなに小さかったカインが、今ではこんな立派は青年になってるとはな。もう三年後には大人か。この里を守る立派な人間になるだろうなあ。カイン、成人になったらワシと一緒にワインを飲もうな。それまで儂は長生きするからのう。」


そういう話をしばらくしたのち、祖父は他の人と会話をするために離れていった。すると今度は親父が俺に声をかける。

「カイン。誕生日おめでとう。オヤジも言ってたと思うが、いずれお前は大人になり、この里を守っていくことになる。そのためには今からでも武器が必要だ。だから、、、」


そう言いながら父は剣をくれる。その剣はずっしりとしてて、それでも手に馴染む品物だった。


「俺からの誕生日プレゼントだ、カイン。大事に使えよ。結構値段したんだからよ。」


そうしてみんなからプレゼントをもらった。大人になったら飲む用のワインや、寒くなった時にということでマフラーなど。そうして誕生日会が盛り上がった時に、あの悪魔、、、灰色の魔術師がやってきたんだ。

里紹介 アッシュの里

灰色の魔術師に対抗するという意味が込められて作られた里。決して忍者がいる里ではない。ここでは代々灰色の魔術師が狙う聖遺物、要するにすごいアイテムを護ってたりしていて、灰色の魔術師がよく手を出してくるので時代ごとに村の位置は異なる。 そうしないと場所がバレるので、、、。ちなみに里の住人たちの強さは世界的に見て中の上くらい。でも絶対的な強さじゃないし、そもそもいつか出ると思うけど灰色の魔術師が普通の物理攻撃が効かないからいくら強くたって倒せないのは倒せないんだよ、、、。相手が悪かったね。南無南無。

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