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恋情を売った女

作者: ただのコミュ障

ただの自己満足!

自分の感情を何かに昇華したかっただけなんです!

期待しないでみてください

感情を売ることが出来る店があるらしい

特に怒りや妬み、僻みなど人間の根幹にある感情はとても高く売れるんだそう

人間の感情は悪魔にとって最高の嗜好品

1度味を知ってしまったらもう戻れない


ある日、

ソフトテニス部でペアの子が、クラスの子を連れてきた。彼は思っていたよりも顔立ちが整っていて、上手なプレイヤーだった。人当たりもよく笑顔が素敵な好青年だ。


一目見て、惹かれてしまった

恋をしてしまった

その日から、憂鬱だった部活が楽しみになった。

学校へ行けば彼がいる。そう思えば苦手な朝もすんなり起きることが出来る。

彼は部活に入った訳では無いが、次からも遊びに来てくれるとのこと。

しかし、その月は入試期間と定期試験が

あったため部活が数回しか無かった。

入試休みが明けてから、先輩に渡す卒業の色紙を仕上げるために部員で集まることがあった。

会うことはできるのだが、彼に話しかける勇気がなく話すことができない。

集まった時に部員のMちゃんが

彼と仲良くなっていた。

気になってMちゃんと仲の良いSちゃんに

事情を聞いてみた。

入試休み中によく通話をしていたらしい。この後も2人で帰るんだそう。彼とMちゃんの家は近く無いのに。

その事を聞いて、キラキラとしていた恋心が嫉妬と後悔でドロドロになっていくのを感じた。

Mちゃんと彼が楽しそうに話しているのを見て心臓がギュッとなる

何をしようにも彼とMちゃんのことが頭に浮かぶ。テスト勉強に身が入らない。考えないようにしていても浮かんできてしまう。

その度、気持ちが沈んで、妬んで、後悔して


恋愛というものがこんなに苦しいなら

この感情ももう持っていたくはない

どこかで聞いたあの店へ行こう


「この感情を取り除いて欲しいんです」

気の良さそうな店主は快諾してくれた


それからは、びっくりするほど彼のことが気にならない。2人が楽しそうに話していても、一緒にいてもなんとも思わない。

思っていた通り、恋愛感情がないというのは

とっても心地が良い

一人の人間に自分のペースを乱されることなく過ごせる

なぜ早く感情を手放さなかったのだろう
















こんなにも美味しいのに

拙い文でしたが、読んでくださりありがとうございました!

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