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墓碑  作者: ファイアフライ
第Ⅲ章:死の山への入山Ⅱ
22/22

20/6:24

 再び杉林となった。

 

「足の中ぐちゃぐちゃですわ!」

 

 さっき水たまりで飛び跳ねて遊んだので靴の中まで水が入ってきてしまったのだろう。

 しかし大丈夫。こんなこともあろうかと子供用の予備の靴を用意している。

 

 天気巫女の予報では今日一日雨と言っていたので用意万端なのだ。

 

「んしょ。んしょ……」

 

 一生懸命、靴下と格闘するアンナマリー姫。

 

 子供用のカエル椅子に座って、カエルの指のような小さな足の指を真剣に見つめる——。

 

 幼児は興味を惹かれると、それまで自分がやっていたことを忘れてしまうリトルモンスターなのだ。

 

 ——ぴく

 

 足の指が動いた。

 

 アンナマリー姫はフォースに目覚めたのだ。(ちがいます)

 

 

「——それ。あれだよね。指を一本だけ動かす。アレ」

「……うぇ? 意味不明ですわ!」

「え? 違うの?」

「なんか、指を動かすのが楽しかっただけですわ!」

「あはは。そういう……体動かすのって楽しいよね!」

 

 いまだ道行は遠く。霧の先に緑の隧道(ずいどう)が霞み揺らぐ——。

 

挿絵(By みてみん)


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