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墓碑  作者: ファイアフライ
第Ⅲ章:死の山への入山Ⅱ
17/22

15/5:16

 タイタスウーズが移動した後なのだろう。幅にして4m程の道が出来上がっていた。

 

 考えてほしい。円筒を伏せて砂の上に置いたとする。

 それを1mm横にずらしたとする。

 するとどうだろか。1mmの隙間が移動した方向と逆の位置に出来てはいないだろうか。

 

 それが今私が目にしている道だ——。

 

 目の前には、タイタスウーズによって出来た道に覆いかぶさるような森の境界が、霧の向こうへと霞んで消える。

 

 そして私たちの目の前。森の入り口には、誘う様に闇が横たわっていた。

 

 ここはまだ、死の山の序の口に過ぎない——。


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