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カーブした尾根の頂点を左に進む道だ。三角柱を斜めに切り落とした断面の一番高いところとでも言ったらいいのか。
まるで霧に浮かぶ空中回廊。
今にも足元が崩れるのではないかという不安がよぎる。ガッチリと地面を掴む木々が頼もしく思え、自分は地上の生物なのだなと再認識される。
森の切れ間へ入ると、差し込んだ光と影のコントラストが劇的な表情を見せた。
尾根の両端はキツイ傾斜で、そこに生える木の天辺が目線の高さとなっている。
更にその先は雨霧に霞み……いや。スッパリと無い。
スカスカな幹の向こうには真っ白。つまり断崖となっているわけである。
断崖なら岩が露出しているはずだ。岩の上にある道ということだ。
それなら、地面に岩が露出していてもいいはずなのだが——見事に真っ平。
そして左側の登り斜面にも岩が露出している様子は見られない。
——なにかがおかしい。




