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杉林からコナラを多く見かけるようになった。緩やかな傾斜で踵を意識して歩く。
石が露出している個所があり、濡れていて滑るので、それをよけながら進む。
ふと、後ろを振り返ると。アンナマリー姫がしゃがみ込んで何かをいじっていた。
——?
一体なんだろうかと引き返すと——ぬらぬらと光るグロテスクなカエルであった!
「わ!?
カエルぅ!?」
私は思わず仰け反ると、それを見たアンナマリー姫はニンマリと笑顔を浮かべたのだ——!
嫌な予感がする!
「メメタァ!」
おかしな掛け声とともにカエルを掴み上げ。私に向かって突き付けてきやがった!
「あ」
べし
私は迷わずカエルを叩き落とした。ヤツは森の茂みへ飛んで行ってしまった。
悲し気な表情を浮かべるアンナマリー姫。
因果応報なのだ。とはいえ流石に今のは大人げないか……。
なんというか、ぞわぞわして。ああいったクリーチャーを見るだけで酸っぱいツバが出てきてしまい、思わず手が出てしまったのだ。
そのあと互いにごめんなさいした。




