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森の切れ間から光が差し込む。
雨足は依然と強く傘を打ち付けていた。
道の先は雨霧に向こうで右へ身を捩るようにして登っているようだ。
傾斜が微妙なので周りの木が無いと登ってるのか下ってるのか分からなくなりそうだ。
日が昇っても雨と森に囲まれているせいか未だ薄暗い。
「さっきから似たような景色ばかりで退屈ですわ!」
それを言われると困る。
木にはそれぞれ精霊が宿っている。
私には二つとして同じ景色などには見えないのだが。
——薄暗い森へ入るのだが、明らかに明るくなってきている。
太陽がようやく登ってきただろう。




