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第1話『困惑のボディブロー』

小説書くのは初めてです。プロットなにそれレベルですが楽しんでくれたら嬉しいです。


改行、マス開け諸々見えづらい場合はアドバイスください

「白鳥、この度はありがとう」

「あ、ありがとう」

「えへへ、どういたしまして!また何かあったら相談してねっ」

「ああ、助かる。さて、じゃあ帰るか・・・ゆうき」

「っ! そ、そうだね た、辰馬 」



「ンフフ お幸せに~!」


手を繋いで帰宅する二人に、私は手を振りながらそういうのであった。

鼻血を抑えながら・・・・・・




二人を見送ったあと、私は自宅へ帰り現在ベッドで悶え中である。


「ムフフフフ、ムフフフフ-! キマシタワーーー!!おひょーー!」

(なによあれなによあれあんなの卑怯よ!)


白鳥百合は別れ際のあの2人の会話を思い返していた。


「ふっ、帰るか。俺のかわいいゆうき キリッ」(低音ボイス

「そ、そうだね。た、辰馬。 うんん、僕のかっこいい王子様 キュンッ ですってー! 」


そんなことは言っていない。


思い返すたびにセリフが変化していることに気づかず百合のこの状態は30分ほど続くのであった。







「俺のかわいいベイビー(ネイティブ)ずっと話さないぜ。ぼ、ぼくもだよダーリン グヘへ……っ!とと・・・いつの間にか意識が飛んでいたわ。まったく油断も隙もないんだから!ティッシュティッシュっと」


 意識が戻った私は、鼻血の処理をしながらこれからのことを考える。

 これからとは勿論カップリングに関してだ、私はカップルを見るのが好きだ。

 特に自分が相談相手になったり、キューピット役になったりして誕生したカップルのいちゃラブな雰囲気や、初々しい絡みを見ていると自分も幸せになる。


 「・・・・・・ああ、そういえば明日ルナちゃんが相談したいことがあるとか言ってたっけ」


 ルナ、本名竜胆瑠奈とは2週間ほど前に誕生したカップルで、なにかと相談に乗っていた相手だ。

付き合いだしてからもちょくちょく恋愛相談を持ってくる子だ。


 最近だと、彼氏に作るお弁当の味見役を頼まれたり、緊張せず自然とできる恋人繋ぎの練習など、とても熱心で彼氏想いだ。


 ただ、たまに暴走しがちで、この前キスを迫られたときは私も焦った。目をぐるぐるさせていたし今思えばかなりテンパっていたのだろう。さすがに練習でもそこまではできない。


 あの時は私が『ファーストキス奪うわけにはいかない!』と咄嗟のことでルナちゃんにボディブローをしてしまったが申しわけないことを・・・・・・いや暴走したほうが悪いうん。というか、あの子のせいで焦ったりすると咄嗟にボディブローがでる体質になってしまった。

 

 彼氏の藤堂智也のほうもたまに相談事を持ってくるあたり本当に互いを想いあってるのだと。他人事なのに心がポカポカしていくのを感じる。ああ・・・・・・すごくいい。


(今度こっそりデートの様子でも覗こうかなっ・・・・・・なんて)


そんな他人の恋愛のことばかり考えながら私は眠りについた。







 翌日



 今日は特になにもなく、HRが終わり次第ルナちゃんに呼ばれていたので屋上に向かっていた。


 (にしてもすぐに終わる相談事ってなんだろ・・・・・・)


 ルナちゃんは女子バスケ部の部長なので放課後あまり時間はとれないため部活が終わった後でもいいし、電話でも構わないと伝えたところ。すぐ終わる相談だから大丈夫と言われた。


 (う~む、すぐ終わる相談事・・・・・・すぐ終わる・・・・・・スグ終わる・・・・・・スグ・・・・・・っは!?すぐ終わる相談事・・・・・・つまりスグ終わることに対しての相談事と言う意味!っそれはつまり!いやっまてウェイト あの二人はまだそんな仲ではないはず、だがもし私の仮説が正しければ・・・・・・っくダメよ!今の私にできるアドバイスなんて・・・・・・いや諦めてはダメよ百合!諦めたらそこで恋愛終了よ!経験がないなら経験すればいいだけよ。)


「よし!こうなったら今流行りのパパk「どうしたの百合ちゃ「ひゃぁっ!?」っん”ごほ!!」


「・・・あっ」


 アドバイスのために貞操を捨てる覚悟決めようとしていたらいつの間にか屋上についておりルナちゃんに声をかけられた私は咄嗟のことでボディブローをしてしまった。これはある意味因果応報なのでは。


「ご、ごめんなさい!大丈夫ルナちゃん!?」


 

「っごほ だ、大丈夫大丈夫これくらい!っごほ バスケでき、鍛えてるから・・・・・・ソ、ソレニコレモマタイイ(ボソッ」


「・・・・・・そっか、ほんとにごめんね・・・・・・」


・・・・・今なんか・・・いや聞き間違いか


 

「それより相談事のほうなんだけ・・・・・・あれ?なんで智也くんもいるの?」


 いきなりカオスな状況に周りが見えていなかったがよく見なくてもルナちゃんの隣には彼氏の智也くんも立っていた。不可抗力?とはいえ彼女にボディブローを咬ましたことに怒るかと思って顔を見てみたがなぜか羨ましそうな目でルナちゃんを見ていた。・・・ホワイ

 

 というか2人で相談しにきたんだ・・・・・・なんだろうこっちのが恥ずかしくなってきた。・・・ってまだアドバイスなにも考えてない!

 『早くても気持ちさえあれば・・・』は・・・ダメね。上っ面だけの慰めなんて智也くんを傷つけるだけだわ。・・・・・・あれこれ詰んでない?


「え、えっとね今回の相談事なんだけど私達から相談事というより百合ちゃんに一言伝えたいことがあって・・・・・・」


「一言伝えたい・・・・・・」


・・・・・・そっか・・・そういう事だったのね。そこまで進んでいたなんて・・・フフッ 

 

おめでとう瑠奈ちゃん(白目

 

「これは俺たちの我儘だから別に返事はいらない。ただ知ってほしいだけだ・・・・・・瑠奈」

 

「っいいよ」


・・・・・・返事ってなに?報告するだけだよね?



 「えっと・・・・・・「「俺(私)!」っは、はい!?」


 「白鳥ゆりちゃんのことが好きだ(なの)!!」」





気づいた時には私は二人にボディブローを咬ましていた。


気絶していた2人の表情はなぜか嬉しそうだった。


 

(・・・・・・どうしてこうなった)

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