銀髪少女とA+ランクモンスターのとこ来てみた
3話目投稿しました。
めちゃ強い銀髪少女と今、馬車でジャゴレの元へ向かっている。
道中の会話で判明した彼女の名前はユーリンというらしい。年齢は意外にも俺と一つしか変わらなく、15歳だそうだ。それにしてもあいつ腹立つな。
「名前で呼びたいなら呼ばせてあげてもいいですけど」
なんて言ってきてあいつ~くっそ絶対呼んでやる、絶対に絶対だぞッ。
「ちょっとディオンさん、何考え事してるんですか。早く行きますよ」
くっそこいつ、絶対ツンデレだな。しかしこいつほんとに強いんだな。
今も目の前のシルバーウルフ(B+)を瞬殺で倒しやがった。
「次、ディオンさんの番ですよ」
「お、俺もやるのか?」
「当然ですよ。今日ここに来たのはあなたの実力を見に来たんですから」
「ち、ちなみにどれくらい強いやつを探しているんだ?」
「伝説のパーティー『英雄』の人たちぐらいがベストです」
やっべ、ここはひとつ芝居に出るか。
「ぼく、あんまりつよくないんだぁ」
「キモい芝居はいいです」
俺、HPは割と高いけどメンタルの強度はガラス並みなんだぜ。とりあえず用意されたシルバーウルフを一分ほどかかって倒した。すると彼女は一言、
「おっそ」
とだけつぶやいた。
「もういいです。あなたはどうやら私の探していた人材とは違うみたいです」
的確に俺のメンタルを削ってくるな。まあ、俺も別にいいんだけどね。
「あとは、クエストクリアして成功報酬をもらいに行くだけですね。今日はそこまで手伝ってもらいます」
「わかった」
その後、俺たちは順調に進んでいきボス部屋までたどり着いた。
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