表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋愛委員会!  作者: 紫ヤタガラス
3章 1組目のカップル調査編
48/52

048

「あ〜タバコ吸いてえな〜」


あたしの名前は万田 沙羅。

昨日この恋尾学園に入学したピカピカの不良1年生!

学園に行くのはめんどかったがいい職につくためには学園に行ってちゃんと卒業しなきゃならない。


「不良がいる学校に行ったところでいいとこに就職できるわけじゃないからな。ならいい学校に行ったほうがいいしな。しっかし学園でタバコが吸えねぇのはほんと辛いよな〜」


そう思いながらあたしは学園に入り、自分の教室に向かう。あたしはいつも早起きで早く学園に向かい、朝のホームルームまで寝るのが小、中学共通してやっていたことだから高校でも続けてそうしようと決め、朝早く教室に向かう。

するとあたしのクラスに変な声を出した男子生徒が1人いた。


「はぁはぁ。この人の匂いすごくいい。はぁはぁ」


男は何かを言いながらあたしの机で私の知らないことをしていた。


「な、何あの男?あたしの席でいったい何を?」


男はあたしの席の匂いを嗅ぎ続ける。


「はぁはぁ!やばい!これは、もう、う!」


男はすごく爽快そうな顔をしておりあたしは慌ててその現場をカメラで撮る。


パシャ!


「だ、誰!」


男は辺りを見回す。


「あたしの席で何してくれてるのよあなた」


あたしはそう言って教室に入る。男はあたしに必死に謝り


「ご、ごめん、なさい。この席の、匂い。とても、よくて」


「お前誰だよ。まず自分の学年と名前を名のれよ」


あたしは男に名前を聞く。男は


「ぼ、僕、阿村 白。学年、は2年生」


「2年生?なんで2年生が1年生の教室で自分のものいじってんだよ?」


あたしが聞くと阿村は


「ぼ、僕、すごい、くらいの、匂いフェチで。いつも、朝早く、学園に来て、クラスの中を回って、いい匂いの人の、席に、こう言う、ことしてた」


しどろもどろに阿村は言う。

あたしは阿村の弱みを握り阿村に言う。


「この写真、先生とかにばら撒かれたくなかったらあたしの呼び出しには絶対に応じろ。わかったな?」


は、はいと阿村はいい、あたしは阿村に言う。


「じゃ、最初の命令だ。お前あたしの彼氏のふりをしろ」


「は、はい。・・・え?」


阿村は驚く。まぁみんなそうだろうね。普通驚くっしょ。特にこんなヒョロイのがあたしの彼氏のふりなんて。


「何、あたしの彼氏のふりなんてやだ?ならこの写真を」


「い、いや。そ、それならよろ、こんで、やらせて、もらいます」


あたしはニヤリとして阿村に言う。


「それでいい。じゃ明日からあんたあたしの家に来なさい。かばん持ちからよ!ついでだからそのヒョロイ体も鍛えるついでね。あははは!」


「う、うう。わ、わかりました。ぼ、僕は万田さんのこと万田さんって呼べばいい、の、かな?」


モジモジと阿村はいい、あたしは少しイライラして


「その文字もしゃべりもやめて!わかった?」


あたしは阿村を指差して言う。阿村はびくっと震えながら


「わ、わかった。頑張って、直すから、怒らないでよう」


「それならいい。じゃこれからよろしくね。白!」


こうしてあたしと阿村の彼氏彼女関係が始まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ