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時夫が阿村に付き合っている情報を聞くのに失敗したなか、女子の方では雅が万田と同じクラスということで、万田のもとまでいく。
「万田さん?少し話いいかな?」
雅は万田に言う。万田は机に足をのっけながら携帯を堂々といじり、話しかけている雅を無視する。
「万田さん!万田さん!」
「ちっ!うるせぇな!あんだよ!」
キレながら万田は雅に言う。
「私ね、万田さんが2年生の人と付き合ってるって聞いたんだけど本当?」
「あんであたしがあんたみたいなブスにそんなこと教えなきゃいけないんだ?」
ブチッ
雅は万田に言われた後、ブスと言われて軽くイラつくが大人の対応のようにこめかみに怒りマークぐらいで耐える。
「いや付き合ってるならどうゆう感じでそう言う経緯に至ったかを聞きたくてね」
「はぁ?そんなもん自分で考えろよブス。自分に男が出来ないからってあたしに聞くなよブス」
ブチブチブチブチブチブチブチブチブチッ
雅はイライラが限界にくる。
「そうだね。私ブスだからどうやったら彼氏できるか聞きたくて。あ!そっか聞くまでもないよね。万田さん身体使ってるから顔に自信なくても身体使えばいいもんね。ごめん私たらそこまで考えられなかったわー」
雅は万田に言い返す。たしかに万田は体つきはいい。スレンダーで胸も普通くらい。そして顔もそこそこ。
万田は雅に言われ、バンッ!と机を叩き
「てめぇ少し行っていいことと悪いことがあるだろあん?表に出ろやこのブス!」
「上等だよやってやんよ!表に出ろや!」
2人が教室から出ようとした時、教室のドアが開き、万田の手下のようなギャルが
「沙羅ちゃん!連れてきたよ」
ギャルにその言葉を聞いた後、万田は雅に言う。
「どうやら今日はお前みたいなブスに構う時間はなくなったから今度相手してやるよ。それまでにせいぜいやられないようにその気持ち悪い肉体を鍛えておけばブス」
「やってやんよ!そっちこそその腐った補そい体つきさらによくしてやるからそれまでに鍛えとけや!」
と雅は言うが相手に喜ばれるようなことを言う。
そして、ギャルの後について行って万田は教室から出る。
その後に雅は今回の目的のことを思い出し、しまったと考えていた。
今回両陣営共いい情報を得られずにいた。
一方ギャルに連れていかれ、万田と教室で合流した後阿村は学校の校舎裏に連れていかれていた。
「よう先輩。わかってんだろ?ほら出すもんだしな。そしたらいいも思いさせてやるからよ」
阿村は万田に言われて泣きながらズボンをその場でおろし、パンツを脱ぐ。
「けっ。全く。最初見たときは驚いたけどまさか学園であんなことしてる奴いるとはよ。しかも私の席でな」
万田は入学して次の日の朝のことを思い出していた。




