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翌日、丸山家では
「ふぁ〜久々の快眠だわ。いや〜昨日は満足する夜飯を久々に食べられたし、よく眠れたし、最高だわ。さて今の時間は・・・」
太は起きて部屋にある時計を見ると、学園にもう向かわなければいけない時間に起床していた。
「やば！なんで誰も起こしてくれないんだよマイシスターにママン！」
太は急いで着替えて支度し、リビングに降りる。リビングにいる丸山母に太は言う。
「どうして起こしてくれないの！こんな時間じゃ優雅な朝も、満足できる朝ごはんも食べりゃしないよ！なんで今日に限って！」
「いや〜ごめんね。お母さん今日久々に太ちゃんの部屋まで行って起こしに向かったんだけどあまりにも気持ちよさそうな顔してたからつい。雅ちゃんにも起こさないであげてって釘刺しちゃったから雅ちゃんは準備してちゃっちゃと学園に向かったわ」
ママ〜。それは休日だけにしてよー！
と太は思いながら慌ててテーブルの上に置いてあった朝ごはんを食べて玄関に向かう。
「今回はお母さんが悪いから遅刻してもいいのよ。まぁできるだけ間に合うようにはして欲しいけど」
「ママ。何言ってるんだい。俺がママとの約束を違えたことはあるかい？」
自分ではかっこよく決めたつもりだが、このセリフを聞き母は思う。
最近はよく破ってるよね。太ちゃん。まぁいいわ。可愛い息子には夢をもたせてあげるのも母親の役目だし。
「そうね。太ちゃんは学園に行くことに関しては嘘ついたことないもんね。ママは信じてるからね。頑張って遅刻は免れなさい！」
そう言って太の背中に気合いを入れるようにバンッ！と叩く。
「あ、ありがとうママ！気合い入ったよ。じゃ行ってきます！」
太はそう言って家から出て学園に向かう。太は母に強がりで気合いが入ったよと言ったが学園に向かっている間、叩かれたところが痛すぎて背中をさすりながら早歩きで学園に向かう。
走って学園に向かわず、早歩きで学園に向かった為、太は遅刻してしまい、またこっそりと教室に入ろうとする。
すると授業を行っていた教師が
「丸山、怒らないから自白しなさい。バレバレですよ」
と教師に言われ、太は
「やっぱりこの俺の自慢の体はどうやっても隠せないか」
とキメていると、教師は太にイラつき、教壇の上に置いてある生徒の名簿を太に投げてあたる。
「バカなこと言ってないで遅刻したのを誤ってから席に着きなさい」
「・・・うぃ」
名簿が痛かったのか太が返事した時は涙目であった。
