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恋愛委員会!  作者: 紫ヤタガラス
3章 1組目のカップル調査編
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「雅ちゃん急に何を言うの?俺が葵くんと付き合ってるなんてなんで聞くの?」


雅が太に聞く。太は急にそんなことを尋ねてきだ雅に驚く。


な、なんでマイシスターそんなことを俺に。帰りのやつは見られていないはずだ。一体なんで


雅はそう思っている太に言う。


「実は私見ちゃったの」


「見たって何を」


太は心臓がばくばく状態だった。なぜかは自分でもわからないでいたが。


「バカ兄貴と葵さんが今日仲良く帰ってるとこ」


「仲良く帰ってるとこぉ?」


あれのどこが仲良く見えたんだ。まぁ最後はたしかに仲良くなったかもしれないが最初は葵の怖さにビクビクしていたぜ俺。


と太は思う。しかし雅から見れば仲がよく、付き合っているような感じに見えたらしい。


「大丈夫だよ。マイシスター!葵さんとは付き合ってないから。俺のふくよかさについて話していたんだよ」


「なんだ、バカ兄貴に現実を突きつけてくれていたのか。まぁそうだよね。こんなバカ兄貴好きになる物好きはなかなかいないだろうしね」


何という失言を。全く、我が妹ながら我が魅力がわからぬとは。まぁそこもマイシスターのいいとこだけどね!


この男も本当に妹ながら好きである。認めていないが。


「いや聞くこと聞いたらスッキリしたし、ご飯食べて部屋に戻るわ」


雅はそう言って、ご飯を食べ始める。


「マイシスター!そんな急いで食べなくてもいいんだよ。この兄貴にもっと構ってくれたっていいんだよ!」


「うるさい。兄貴も早く食べな。そうしないと大好きなレタスのちぎ・・・」


「わかった!静かにするからそれ以上は言わないで!もう見たくも聞きたくもないから」


太と雅はここから全く会話をしなくなりリビングは静かだった。

太母もリビングにいたがマジでレタスが千切った料理を出そうとしていたが太がマジに嫌そうな顔をしていたのでレタスを千切ったやつは冷蔵庫にしまう。

夜飯を食べると雅は一度部屋に戻ってから風呂に入り、上がってからしばらくして就寝し、太も同じような感じで就寝しようとした。

しかし、太は今日の帰りの和美について考えていた。


なんであいつは俺のこと好きなんだろ?一目惚れとか言ってたけど今時そんなことないからな。まぁ多分誰かに命令されてきっと俺のことからかってるんだろうが。さてどう対応しようか。


と考えているうちに太はいつのまにか眠りに入る。

その頃、太母はリビングで1人夜ご飯に作ったレタスのちぎったものをつまみに酒を飲んでいた。


「太ちゃんも雅ちゃんもいつになったら相手を連れてくるのかしらこのままじゃ母さん心配だわ。そうだ!古川さんに相談しようかしら」


太母は次の日にある相談を古河の母にすることにした。

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