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「はぁ〜。この子前に出て自己紹介しないっぽいから名前くらいは私が言うわ。この子は小平 アルトという名前よ」
豊臣先生がモジモジしていた小平に変わって小平の名前を言う。
「ど、ど、どうも。小平です。」
「さぁ趣味と好きなタイプくらいは自分で言いなさい」
「は、はい。わかり、ました。趣味は料理で、す。す、好きなタ、タイプは僕に優しくしてくれる人ですぅ。すいません！」
好きなタイプと趣味を言うとアルトはそそくさと自分の座っていた席に向かう。
「よしじゃあ次。早く前に出て来なさい。」
次に小平の隣に座っていた一年生が前に出てくる。前に出て来た生徒は男性で身長は平均、体型も平均、そして何より今ここにいるのが最も嫌そうな顔をしていた。
「名前は末 成尾。趣味は1人でいること。好きなタイプは今のところないです。以上です」
その後に成尾は言う。
「先生、いいですか？」
「何かな。末 成尾君？」
「これで私の自己紹介は終わりましたよね。私は別に他の人には興味はないのでもう教室から出てもいいでしょうか？」
「ダメです。一応自己紹介は聞きなさい。後これが終わった後に今日集まったもう一つの理由も説明するので最後までいなさい」
「・・・わかりました」
成尾は席に戻る。太は今の会話を聞いて
こいつ生意気な一年だな。この後輩は生意気と覚えておこう。
と思っていた。そして成尾の後に成尾の後ろに座っていた最後の一年生、女生徒が前に出てくる。
「どうも〜！私は私は私は」
そこですごいテンション高めで自己紹介しようとする生徒に豊臣先生は
「そんなに連呼しなくてもわかりますから落ち着いて自己紹介なさい」
前に出ていた女生徒は豊臣先生に言われて一度深呼吸をしてからまた自己紹介を始める。
「どうも。私は漫 祭子と言います！趣味は面白いことをすること！好きなタイプは私を面白くしてくれる人です。景気付けに一発ギャグやります！」
そこで祭子は一発ギャグを披露しようとする。
ほう。一発ギャグとなこれは見ものだな。どれほどの腕前か見てしんぜよう。
そう考え、太は祭子のギャグを見る。
「では、いきます！これはとっておきですよ！布団が・・・ふっとんだ！」
パァーン！
という感じに空気がすごく冷めた。
全員がそのギャグを聞いて思う。
「寒ー！」
そして、豊臣先生が口を開く。
「はいはい。立派な自己紹介ありがとうね。次からは二年生ね。では誰からいきますか？」
「もちろんこのふくよかな俺からいきますよ」
キメ顔をで太は言う。あいもかわらず太はすべっていた。
