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プロローグ
初投稿です。拙い文章ですが、頑張りますのでよろしくお願いします。
俺が物心ついた頃にはもう既に両親はいなかった。
俺はばあちゃんに育てられたんだ。
ばあちゃんが言うには俺の両親は俺が赤ん坊の頃に森で獣に襲われて死んだらしい。
それが悲しいかって言われるとそうでも無い。
俺にはばあちゃんがいたし、両親がいなくて寂しいなんて思ったこともない。
ばあちゃんは不器用でいつもぶっきらぼうに接してきた。
ことある事に「どうしようもない子だねえ」やら「そんな子に育てた覚えはないよ!」とか悪態をついてくる。
まあ初めての孫でどう接したらいいのか分からなかったんだろうけど不器用すぎると思うなあれは。
なんやかんや言ってくるばあちゃんに俺も素直になれなくていっつも喧嘩ばかりしていたけれどもなんだかんだ言いつつ毎日がとても楽しかった。
最近思うのは俺は果たして胸を張ってばあちゃんの孫だって言えるのだろうかってことだけどな。
まあ精々ばあちゃんにはっ倒されないように楽しく生きていきましょう。
最後まで読んで下さりありがとうございます。