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第1話 異世界に転移されたんすけど。

ためしに書いて見ました。

俺の名は市川昇。


俺は今、月見学園高等部にかよっている。


天才やイケメンや美少女等を育成するための専門学校だ。


当然落ちこぼれも出るし、人気者も出る。


特に人気なのは学園の理事長にして、超絶クール美女、月見海里だ。


俺は言うまでもなく底辺中の底辺だ。


顔にできた無数のニキビ。


隠すこともできない運動音痴。


そう、すべての音痴を持つ男、それが俺だ。


全然自慢になっていない。


もはや諦めかけている。


ある日、いつものようにイジメッ子リーダー。

西川と関根に虐められていた。


「おいおい、この学園にはお前みたいな屑がいたら俺たちまでも穢れるんだよぉ!」


「そもそもこんな屑存在意義なくね?」


「ギャハハハハハ!確かにな!」


「せめてでも影になれよぉ!」


「一生出てくんな!」


「嫌だったら有り金置いていけ!」


とまあこんな感じに罵詈雑言に罵られまくる毎日。


嫌気も差してくるが、相手は空手を習っている。

無駄に抵抗すると返り討ちにあう。


「金出せよ!おい!(強気)」


「お前らなにしてんだ!」(???)


「あ、先生!」(関根)


「そうか、不行き届きな生徒に優しく(・・・)教えているんだな。」(先生)


はい、テンプレ定番、いじめっ子に手を貸す先生登場。


そして俺は授業の時間になるまでいじめを受けた。

長年続いているのでもはやテンプレだ。


お陰でメンタル君はとても頑丈になった。


授業が終わり、休み時間になろうとしたとき、異変が起きた。


真っ先に扉を開けて遊ぼうとする人たちがいる。

今回も真っ先に扉を開けようとした。


だが、扉が開かない(・・・・)


月見さんが異変に騒ぐみんなを落ち着かせる。


さすが優等生。

歯向かう者はいない。


[みんな落ち着いたかな!それでは始めよう。]


脳内に合成音みたいな声が響く。


「なんなんだよぉ!」

関根がわめく。


[君ちょっと生意気だね、悪い子にはお仕置きだね。ちょっとだけ痛いよ。]


関根の周りをどす黒い輪が囲む。


そして一気に締め上げた。


「い"たいよぉ!いだいよ"ぉ!ぜんぜい!だずげて!」

関根の悲鳴が響く。


[やれやれ、これだから人間は..........]


[落ち着いたところで話をしよう]


[君たちにはテンプレでお馴染み剣と魔法とスキルと称号が命の世界にいってもらう。拒否権はもちろんない。]


[何で君たちかって?人間は腐敗しすぎている。特にこの学園は]


[僕が誰かは教えないけど、君たちの表現で言うと"神"かな]


[腐敗しているこの学園を消したいんだよ。そして、社会に出ることのないように、過酷な世界で鍛練してもらう]


[あくまでも口実だけど、剣と魔法とスキルと称号が命と言ったけど、それがうまく使えないと生きていけないよ]


おいおい、まじかよ。


[そこで、君たちが召喚されるのはテンプレでお馴染み、勇者としてだ。]


えー!それマジすか。


[一斉召喚だけど、どこの国に召喚されるかは、運次第だ]


[バラバラになるわけではないが、運が悪いと奴隷として召喚されるかな!]


それヤバイじゃん。


[いくらなんでもきついと思うから、君たちにはスキルを与える。人それぞれ違うけど、勇者の固有スキルはレベルの上がりが二倍になる<レベル促進>だ。そこまで甘くしているから頑張ってね。あとステータスが見えるようにしとくよ]


脳内に電子音が響く。


『スキル、<解析>を手に入れました。』


おおお、少し嬉しいな。


だがふたを開けてみると、ただ相手のステータスが見れるだけのごm。


よし、自分のステータスを見るか。






名前:市川昇

種族:謎(疑わしい)

称号:なし

体力:2

防御力:2

敏捷:2

物理攻撃力:2

魔法攻撃力:2

魔力:2

知能:言うまでもない(いろいろな意味で)

運:なし

スキル:<解析>




うわ。


最初の感想です。


なんと神は俺を見捨てたようだ。


ほとんどが2だ。


これテンプレじゃね。


そして運が.........


なしとか....................….………


ある意味すごいよ。


[あ、手を繋いでいると飛ばされた先が同じになるよ。]


みんな一斉に月見さんと繋ぎ出す。


困惑するが満更でもない月見さん。


そしてみんなで転移していった。


俺と友達の肉成くんを残して。


そしてあわてて手を繋ごうとした。


だが無情にも間に合わない。


下半身が光の粒子となっていく肉成君。


たった一人の虐められ仲間は無情にも消えていく。


そして取り残された。


[終わったね、ふー!つーかれた!後で飲みに行こっと]


「あのー俺いっこうに飛ばされないけど。」


[あ、ヤバい、サボっているのばれちゃった!どうしよう]


とてつもなく焦った声で叫んだ。


[いい?今聞いたことは絶対他言無用だからね(僕の信用に関わるから)、そうだねぇ、聞かれちゃったからなあ、対価として、スキルと称号をやるよ。]


『スキル、<人魔反転>を獲得。スキル、<力奪>を獲得。称号、人と魔の垣根を越えた者を獲得。』


[どういう物かは現地で検証してね。]


そして俺は飛ばされた。

変更点:ステータスを一部変更

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