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シャム猫のミーシャ(仮)  作者: りゅう
3/3

ミーシャと私と家族

○ミーシャと私と家族


 ミーシャの世話全般は お母さんがしていた

結婚前から お母さんの家には 猫や犬がいたので 特に ミーシャのエサには気を配っていた

キャットフードとお水 時々 牛乳 

ご褒美の時も ちゃんと 猫用の缶詰のおやつをあげていた

人間の食べ物は 味も濃いので良くなく あげてなかった


○ミーシャとお父さんの秘密


 お父さんが 会社から帰宅して 私たちより遅れて テレビをつけながら 1人?で夕食をとる

お母さんが 一番早く 気がついたが 

ミーシャが不自然にも 「ニャー!ニャー!」と ちょっと興奮気味で しっぽをたてて お父さんに すりすりしてる


 「あなた ミーシャに何かやったの?」

缶ビールとイカで 夕食をすませて テレビを観ながらくつろいでる お父さんに お母さんは言った


 「何もやってないやんなぁー?ミーシャ」

 「お父さんとミーシャの秘密やなぁ」


 「ミーシャ ジャンプ!」


台所からお父さんとミーシャの声が聞こえる

イカで ミーシャに ジャンプを教えていた


あきれた感じのお母さんは

 「あんまり人間のものやっちゃ だめよ?ミーシャの体によくないから」

 「はいはい」

でも 時々お父さんは 楽しそうに ミーシャと秘密を 時々していた


 ○ミーシャの訓練


「ミーシャ ジャンプ!」

ジャンプを覚えたミーシャは

お母さんもお父さんも ちょっと腰をかがめて 背に 乗せるのを教えた


私や妹も 最初見てて 面白そうだったので


「やってみたい!」

「ミーシャ ジャンプ!」


上達したミーシャは 私の背の上にも トン と乗った


「ミーシャ すごいなぁ!」


いつの間にか ミーシャは 私たち家族の一員であり アイドルだった



○ミーシャのしっぽが・・・


まだ灯油ストーブのころ上は熱い

やかんに水を入れて暖めたりした


ある冬のこと


 「なんか このお部屋くさくない?」

 「うんうん なんやろ くさいなぁ」


 「あー!ミーシャのしっぽがこげてるで!!」

猫は暖かい場所に行くから ストーブのそばにいた ミーシャは しっぽを ピンとたてて ストーブにぎりぎりに体を寄せてた

猫のしっぽの先には 神経がないのだろうか


ストーブの上に触れた ミーシャのしっぽから 白い煙が出た


 「ミーシャ こっちに来なさい」

私と妹は ケタケタ 笑った


お母さんは ミーシャを抱くやいなや しぽをかいで


 「こんなに こがしちゃって・・・」

でも ギュっとミーシャを抱きしめていた


○ミーシャの身長


 お父さんは 子供の日 必ず決めてある柱に

私と妹の身長を測って印をつける


私は 小柄だから あんまり好きなことではなかった

いつか大人になったら 妹に抜かれるしなぁと思ってた


身長を測ってると ミーシャも何をしてるんだろうと 好奇心で そばに来た


 「ねね お父さん ミーシャの身長も つけていい?」

 「あぁ ええよ」

私は ワクワクして 嫌がるミーシャを強引に 抱っこして


 「ミーシャは ここやでぇ?」

 「一番 小さいなぁ」

面白くて 大笑いしながら 印をつけた


 ○お出迎え


お母さんは 私が小学校入学と同時だっただろうか

スーパの早朝の4時間パートに行っていた


お母さんが帰宅するのは 午前10:30


そのころ 流行っていた 出窓から

お母さんが バイクで帰宅するのが 見える


ミーシャは ハチ公のように

10時半前に出窓に乗って


バイクで帰宅するお母さんを待つ


家族で


 「ミーシャって犬みたいやなぁ」

 「かしこいわぁ」

お母さんが曰く

 「ミーシャはね 偏差値が高いのよ」


 ○ミーシャの癒し

ミーシャは 落ち込んでるときや 体調をくずして寝込んでると わかるのか そばに来てくれる

ニャーともいわないで 静かに寄り添ってくれる感じだ


 寝込んでるときは お腹の上に乗る


 「ミーシャ 看病してくれてるん?」

 「ありがとう」

頭をなでるとあたたかくて 優しい

 



 

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