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祈り

山陰に灯がともる頃

背負う重みと南方を望む

後ろに回した両腕は君を

前に回された両腕はこの身を抱いて


山頂から輝線が突き抜ける

世にも美しい轟音を立てて

雲をかいくぐり

天蓋を突破し

星と見紛う瞬間まで

強く 儚く


君よ 君よ 心に留めていて

どうか 忙しない日々はここに預けて

去り往く時代の風景を

どうか 心に留めていて


いつか祈りに満ちた塵となり

君の中を漂えば

昨日の一歩のイメージが

明日をかたどるように


山頂からの架け橋は昇る

光線と轟音を引き連れて

雲をかいくぐり

天蓋を突破し

星と見紛う瞬間まで

強く 儚く


君よ 君よ 心に留めていて

どうか 忙しない日々はここに預けて

引き継ぐ時代の情景を

どうか 心に留めたまま


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