【プロットタイプ】甘えんな
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
瑠衣は一人で水族館に行きました。
甘やかさないんですよ。そこが良い〜♫
・何故、この人と結婚をしたのか。
・ただの成り行き。意訳:見ず知らずの貴方に語る筋合いはない。
そんなに事を脳裏で反芻している。私は何時もの様に彼に下敷きにされている。
幼少期に傍から見れば親から虐待を受けていた事と、友人間での裏切りにあって来たので、どれだけ人懐っこく振舞っても、肝心要の部分は渡さない様にしている。
つまり、なるべく頼ったり、依存しない様に心掛けている。何時だってその人が居てくれるかは分からないし、もしかしたら傍に居ないかと知れないから。
勿論、精神が駄目になって、傍に相手が居る時には肩を貸して貰う事もあるが、普段は自分で立ち直る努力をしている。そうする相手だから、了承したと言うのもある。
瑠衣が一人で何処かへ行きたがっていたので、今回は諭羅と二人だけで落ち合う事になった。その事は瑠衣も知っていたし、その事を停める様な真似もしなかった。
他愛のない会話をしていると、ふと諭羅の方から声を掛けられた。
「何故、瑠衣と結婚したの?」
核心に迫る問いかけだと認識した。だから思わず歩みを止めて諭羅の方を見る。彼は変わらず穏やかな、全てを隠し通した顔で此方を見詰めている。
諭羅は自分の世界に入り込まれる事は嫌がるが、自分は案外ちょっかいを掛けたがる質である。今回もそんな悪癖が出たのだろう。
「瑠衣は生きた人間のサンプルが欲しかったから。あと大天使麗衣ちゃまの依存癖を治す為」
自分では持ちえない、生身の女の体と、情緒の揺らぎを見たがったから。
片割れが一人でも生きていける様、依存先を増やしたかったから。
「君の話をしてるんだよ」
此処で流されてくれないのが、何とも諭羅らしい。
「大した理由じゃないよ。瑠衣ってさ、私に厳しいじゃない? 甘えた分だけ拒絶するじゃない? あれが良い」
「前から思ってたけど、被虐趣味なの?」
私は駄々を捏ねたり、喚いたり、兎に角その感情に倒錯する人間を見るのが好きだ。我武者羅な人間が何より好きなのだ。けれども其れで自分に依存させる様な事があるならば、しっかりと引き離す。地の底まで叩き落とす。
「そうじゃないよ。ただ依存させないのと、必要以上に甘くないのが良い」
瑠衣と普段から接していると、甘やかされない。子供返りをしなくて済む。戯れで甘えても、『結局、一人で戦うしかないのだ』と思い知らされる。
「でもまぁ、寝そべってる時に座布団にしてくるのは辞めて欲しいかな。重いんだよね」
作者が思う瑠衣の好きなところ。
誰に対してもめっちゃドライ。
鏡花に対しては輪にかけてドライ。
そこが良い〜。
自分一人でも生きていける様になって欲しいから、駄目になりそうなとき以外、甘やかさないんです。
その分、相手を信じているとも思います。
※俺が居なくてもやってける。
頑張った分の報酬は与えるし、聞いてもくれるけど、依存する様な真似したら容赦なく叩き付けそうなところが(・∀・)イイ!!。
結局は自分一人で何とかしないと、生きていけないんだよって思わせてくれる。
良い大人の『ガチな』、『悪ふざけじゃない』子供返りって笑えないからね。
この登場人物、私も含めて変わってるなぁと思います。
異質なのは私譲り。