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白黒共通BADend A 再び始まる
私は家に帰る途中で戦う二人の男を見かけた。
「危ないからスルーしよ」
別の道を通って帰ろうと、踵を返す。
突如、首に二つの剣が、近づけられた。
いったいなにが起きたんだろう。
なんで、あの二人が私に剣を向けているの。
「無視
……とはひどいではありませんか」
白の騎士は息をつき、落胆するかのように嘆いた。
「な…なにすんのよ……」
後一歩、近づけば肌が切れる。
「……茶番に付き合わせておいて、しらばっくれるな」
黒の騎士は、わけのわからないことを言っている。
私が何をしたというのだろう。
「我々を忘れてしまったのなら、思い出してもらいましょうか」
「――――そうだな」
―――――私の意識は消えた。
――――――――――
「あ……」
夜も遅い帰り道、剣を持った二人の男が戦っている。
「なんだろう……」
私はそこに行かなくてはいけない気がした。