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計画儀式

 入学式を無事終え、僕は寮へ向かう。学生寮は各属性の校舎、通称;陣営の一番奥の建物だ。左が男子寮、右が女子寮だ。


 校舎は広い、1日で1つの陣営を一周出来るか出来ないか、それくらいの広さである。

 こんなに広いのでは授業が大変なんじゃないかと思うかもしれないが、そこらへんはちゃんと考えてカリキュラムが組まれている。授業は一日に4コマ、1コマ70分である。中央校舎で授業がある日に、各陣営で授業が開かれることはない。中央校舎で授業がある日は、必ず中央校舎でしか授業はないのだ。


 なんで入学初日なのに、そんなに詳しいのかだって?この学園の事はかなり調べたからね。え、そんなことを調べてるなんて暇人だなだって?ひどいなあ。


 授業は来週から開始する。それまでの一週間は各自自由に校舎を動いてもいい。

 しかし、他の陣営に行くのはやめたほうがいいだろう。他の陣営へ入った生徒に対し、攻撃魔法を使っても良いというルールがある。もちろん入った側も攻撃はできるが、圧倒的に不利であることは目に見えているだろう。


 「おーい陽!」


 振り返るとそこには中学からの友人の、文月満鳴がいた。


 「なんだ、みちなりか」


 僕はため息まじりに呟く。


 「なんだとはひどいなあ親友じゃないか」


 こいつ面倒だな、僕は今忙しいのに。ちなみにこいつは風属性代表の文月月海の弟である。1時間前にしったんだよまる。

 満鳴は姉の月海とは正反対で、戦闘魔法がまったく使えない。かといって回復魔法が使えるわけでもない。満鳴の使う魔法は特殊な魔法で、通常の魔法と違い、攻撃系統、防御系統、回復系統などの系統が決まっていない。つまり扱いが難しい魔法なのである。


 「はいはい」


 「うわー、ひでー」


 僕は満鳴を無視して歩き続ける。満鳴は後ろからにやけながら言った。


 「サラマンダーに進入するなら、君ひとりで行くより、僕も連れて行ったほうがいいんじゃないかな?まあ初日から仕掛けるなんて君らしくもないけどね」


 さすが親友だ気づいていたか。 


 説明しておこう。各陣営はひとつの村のようになっている。その一番奥に校舎、寮があるのである。 その村をお互いに攻める。こうして領土ゲームを行う。制圧力に応じてスコアが加算される。スコアがもっとも多かった陣営の勝利である。前期後期ごとに一回、成績が発表される。

 攻撃をしかけていいのは授業がない日のみ、つまり、この1週間はルール上攻撃をしかけていい。ただ、入学式後の1週間は暗黙の了解で攻撃をしかけない。

 だが、僕には関係ない。


 「そうだね、じゃあ協力してもらおうかな」


 僕はサラマンダーへ向かう。


 各寮へは、中央校舎を通らなければいけないが、村は別だ、直接いける。

そこらへんは魔法の作用で空間という概念がなんとやらだそうだ。よく分からん。なお反対側の陣営へいくにはとなりのどちらかの村を通らなければならない。

 すなわち制圧しなければいけないのだ。

 僕はこの1週間でサラマンダーを制圧できるとは思っていない。おそらく陣営全員でも無理であろう。


 僕はこの1週間で狙うのは、各陣営に5人配置されている拠点リーダーだ。5人のうちだれか1人を倒し、シルフに大きなスコアを入れる。


 なんのために僕がこんな計画を立てているのか。それはまたの機会に説明しよう。

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