入学儀式
僕の名前は如月陽、これから始まる入学式に高校生活への期待と不安を…… え、なんだって?前置きはいいから話すすめろ?分かったよ。
僕は魔術師を育てる高校、シルフローラン学園に入学しようとしている。
魔術師を育てる学園は現在世界各地に多く存在し、我が国でも100を超える。魔術学園の入学式は、普通の高校で行われるような入学式とまるで違う。まず最初に、上級生が精霊を呼び出す、もちろん大型精霊を呼び出すことは学生レベルの魔術師には不可能である。どんなに優秀でも中型くらいのを呼び出すことができればいいだろう。逆に言えば中型の精霊を呼び出せる生徒は就職、進学ともに優遇されるであろう。
精霊の偉大さ、強大さを新入生諸君は胸に刻む。らしい。
あ、言い忘れていたが呼び出される精霊は4体、4人の上級生が精霊を呼び出す。この召喚儀式のあと、校長先生の長いお話が行われ、そして入学式は終わる。
入学式が始まる。召喚儀式を行う上級生4人がステージに上がる。
炎代表 葉月湖兎音
風代表 文月月海
水代表 水無月すみれ
土代表 卯月ルクレチア
それぞれの生徒が儀式を行う。今気づいたんだが女子しかいないぞ。
水無月って水がないのに水属性かよ。
と僕が笑いを堪えていると、水無月すみれは僕に向かって水の塊を投げつけてきた。
会場がざわめく、水無月すみれは一切の手加減なく水の塊を僕に投げつけたのだ。攻撃魔法を入学式で、それも新入生に向けて行うなんて前代未聞であろう。まあ僕には関係ないんだけどね。
僕は協力な風の塊でそれを相殺した。
跳ね返すこともできたが、さすがにそれはやめておいた。目をつけられると困るからね。いや、もうつけられる可能性は高いかな。
水無月すみれは先生に入学式で攻撃魔法は使うなと注意されていた。入学式じゃなかったらいいのかい。
4人の代表生徒を眺めているとこれは面白い。
炎代表の葉月先輩は胸は大体Cカップくらい、髪は赤髪短髪で、いかにも炎ってだな。
風代表の文月月海先輩は胸は貧乳で髪は緑、地面に届きそうなくらい長い、瞳も緑いろだ。やさしそうな顔をしている。うん僕は風属性だし、この人の率いるチームでならやっていけるな。
水代表の水無月すみれ先輩は、髪は黒髪、長さは、文月先輩ほどではないが長い。
さて土代表の卯月ルクレチア先輩なんだけどさ、ローブみたいなの着てて顔分からないな。 何でかくしてるんだろ。
謎であった。
さて、なんやかんやで入学式は終わった。入学式が無事終了したことだし、魔術学園の仕組みを話しておこう。
魔術には4つの属性がある。先ほどから書いているが、炎、風(正確には空気)、水、土である。それぞれの精霊については今度くわしく説明しよう。
僕たち魔法使いは生まれつき何かひとつの属性をもっている。ちなみに僕は風だ。
生徒たちは自分の属性で校舎が分けられる。校舎は5つあり。そのうち4つが各属性の生徒しかはいれない校舎である。そして中央が共通の授業を受けるための校舎である。すなわち移動がだるい。
それぞれの校舎には中央校舎を通らないといけない。それはこの学園で行われている領土ゲームというものが関係してくる。領土ゲームについては次回説明しよう。
はじめて本格的に書いている小説なので文章とか、下手ですけど許してください。