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僕は後悔をしていない。

「行くぞバカ探偵。やつを捕まえるぞ」


「了解《ラジャ》」


僕はもう一度走り出した。

発砲音が聞こえる。

警部さんが攻撃を始めたのだ。

拳銃なんかではあの化け物は倒せない。

だが、僕が本気を出せば倒せるだろう。

なぜなら僕だって同じ化け物なのだから。

本気を出したら自分がどうなるかは分かっている。

でも……。


「今ここで逃げたら正義が、男が廃る!」


僕は契約をしてから行ってきた事を思い出していた。

沢山の事件を解決してきた。

大きな事件《モノ》から小さな事件《モノ》まであった。

大きな災害があったら国内でも国外でも少しでも復興の助けになるように現地に行った。

全て自分の正義にのっとって行動してきた。

自分のできる事は全てやってきた。

この事件も警部さんと今ここで解決できる。

ならば後悔する事はなにもない。


「へぇ、銃弾ってあんまり痛くないんだね。お兄さんの蹴りの方が痛かったよ」


化け物のそんな声が聞こえる。

化け物の目には自分は見えていないだろう。

これが僕の本気。超音速。

人間の目にはけして見えない速度。

その速度で化け物の周りをグルグルと回りながら近づいていく。

そして化け物の目の前にきた。

イキナリ現れた僕に化け物は驚く。


「ゲームオーバーだ化け物!」


俺は超音速で右手をくりだす。


「『正義の鉄拳《ジャスティスパンチ》』!!」


化け物はそれを受けて吹き飛んでいく。

だが、僕は化け物はが目の前から吹き飛ぶ前に腰の回転を加えた左手をくりだす。


「『神の鉄槌《ゴットハンド》』!!」


その一撃は化け物の意識を完全に刈り取った。

化け物の姿が崩れ人間の姿に戻っていく。

これで僕と警部さんは『生死体事件』を解決したんだ。

僕は安心をした瞬間。

体がひどく重くなった。

疲れた。

本当に疲れた。


「やりましたよ……警部さん……」


僕はそうつぶやいて倒れた。

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