第2章 第七話 王都編 ①
王都編です。
やっぱりパソコンで投稿するのが一番楽ちんです。
タイトルから番外とります。
だってねぇ・・・・。
この世界に強制的に来させてもらっての初めての大都会です。
もちろん日本には比べられないけど、ほら私ってば最初が木のうろみたいなのから始まって山でしょ、草原でしょ、それから天幕、しょぼいとこばっか、この世界でいた所。
さすがこの国の王都といえる景色に空の上から大興奮です。
だんだん見えてきた王都グルージアは一番奥の高台に石造りの灰色がかった大きなお城と塔が見えてその周囲は整備された幾何学模様のようなこれも大きな庭園になっている。
上から見たらまんまおとぎ話のようなお城だ。
そこの周囲から大分離れた所にこれもまた結構なお屋敷群があり、そこから大きな橋と門を隔てて王都の町がごちゃごちゃと広がっている。
大きい、空の上から見ても把握しきれないくらいだ。
王都全体を万里の長城みたいな石の壁が取り囲んでいる、権力半端ないね。
エンちゃんが大きき手を挙げて何か合図をして、空の上なのに綺麗に一度隊列を整える。
エンちゃんやアル達がぐるっと私達おのぼりさん組みを取り囲み、王都の前で正装に着替えたエンちゃんたちは黒のマントもかっこよく決め白銀の紋章つきの鎧もピカピカ光って綺麗だ。
王都を囲む門は入り口が何か所かあって身分によって門の出は入り口が決まっていると聞いた。
まっすぐお城にむかえる門が王族や身分の高い人専用らしいけど、その門番みたいなこれも軍服をかっこよく着ている人達が門にずらっと並び、徐々に低く滑空していく私達の姿を見るやいなやほら貝みたいなのを持った人がそれをならした。
それに連動して遠く塔の一つが鐘をならし、次の塔がまた違う音色の鐘をならしと、結構ミーハーな私的には大感動。
だってすんごいスマートなくせにかっこいい出迎え方なんだよ。
友人たちも大興奮して口々に言葉にならない歓声をあげている。
城の手前の開けた場所に次々に降りていくエンちゃんの部下の人達。
私達とエンちゃんは最後に降りたんだけど、それを待ち構えていた大勢の正装をした軍人みたいな人たちやロウゼがたまに何かの折に着るような白い、それは白い金色や銀色の刺繍をほどこした長いローブみたいのを着ている一団の人たちもそこにはいた。
アルたちも降りると同時に騎獣を脇に従えたまま綺麗に整列して頭を下げて最後に降りた私達を改めて迎えてくれた。
ザ、ザっと私達に礼をとる人達の中から、白いローブを着た一団の人達の中の一人が前に出て代表で挨拶をしてきた。
そんなの聞いてるわけないよね、わくわく大興奮だもの。
そのまま私達は城の中に案内された。
ハートの子らは広いその場所で思い思いに休んで待っててもらう。
クローバーの子らはちゃんと下にいる。
私は小さくなったジョーカーと一緒にエンちゃんに案内されて友人たちと城の中に入った。
遠足万歳!




