第1章 第25話 天幕での暮らし
今日は、なろうの日と決めました。
更新するぞ。
久々のお休みです。(自己都合によるお休みですけど。)
自業自得という言葉と、相棒契約します!
前より皆さんと離れた場所に、天幕が建てられました。
ええ、いいですとも、私はしょせんロンリーガールです。
お風呂を入りに、毎日夕食後ジョーカーの背に乗り、あの渓谷の露天風呂まで行ってるんだけど、はじめて風呂に入ろうとこの場所を出て、帰ってきた時は、隊長さんたちの大騒ぎ状態に、「どうしたの?」の私だったけど、どうやら隊長さんたちは、私達が帰ってしまったと大騒ぎだったみたいで、それも今では慣れたもので、ジョーカーの背に乗り風呂にいく私に、誰も慌てる事がなくなった。
シンプルなデザインのワンピースをやっと手に入れた私は、ジョーカーたちに、「よだれ・ダメ・絶対!」を厳しく言い聞かせ、今のとこ、この世界にきて初めて文化的?乙女的生活を維持しております。
この天幕群が何故ここにあるのかわからないけど、ここで十日ほど過ごして、すっかり気に入ってしまい、機嫌は急上昇な私。
別に食べなくてもどうという事はないんだけど、ホカホカの湯気の出る食べ物って、何か癒されるんだよねぇ。
エース君は飽きちゃって戻っちゃったけど、他の子らが毎日のように遊びにくるし・・・・。
まあ、そのせいで、気のせいではなく、他の皆さんの天幕が少しずつ少しずつ離れた場所に移動してるんだけどもね。
それも気を使ってか、お風呂に行って帰ってくるまでに、微妙に少しずつ移動しているっていう感じ。
いやあ、言葉がわかれば、「お気遣いなく。」と教えてあげられるんだけどね。
ある日お風呂から帰って、なんか違和感を感じていると、ジョーカーに天幕の一つが移動してるって教えてもらったの。
その翌日の朝食の時、朝食を持ってきた隊長さんの、私をさぐる視線がおかしいのなんのって、笑うの我慢した空気読める子の私ってばえらくない?
もちろん、私はそれからも知らんふりしましたとも。
日をおいて、天幕の幾つかが徐々に徐々に離されていったんだよね。
うちの遊びにくる子、いたずら好きもいるし、あれはいたずらでいいんだよね?誰も死んでいないし・・・。
まあ、お互いいろいろあるじゃない?そういう事で・・・。
けがの一つ二つ、腕の一本くらいあきらめてもらおう、うん、悪気はないんだよ、ほんとだよ。
隊長さんとよく一緒にくる妖精族さんが、言葉を私に教えてくれているんだけど、私の覚える気がないのを反映してまるでダメ。
お互いの名前と挨拶、ごはん、そのくらいかな、片言でも私が話せるのは。
ところが、じゃーん!この妖精族さん、今は反対に日本語を覚えようとしてくれてます、どうよ、これ!
もう一人の仲間の人と一緒に、すごいやる気で、お前は幼児かって勢いで私のそばを離れずに、これは何、あれは何、と教えろ攻撃で、すごい勢いで日本語を覚えております。
あまりに私との言語能力の差に、ちびっと落ち込んでいたら、ジョーカーが、あの種族は元々言語能力が高いのだろうと、それに加え命がけで覚えてるからって言うのを聞いて、「何で命がけ?」と思った私。
なんで命、この世界の人間って熱いの?バカなの?
まあ、でも彼らが日本語を覚えてくれたら、あ~んな事やこ~んな事も頼めるかもって期待してるのも事実。
そんなこんなで二週間以上たったころ、夕食の席で、ごはんは最近、隊長さんの所で、妖精族さんも一緒に食べてるの。
異世界コミニュケーションってやつ。
なんかいつのまにか食事は一緒になった。
やっぱ熱いのか、異世界人。
そこで明日新しい人達がやってくるって聞いた。
なんかそんな事らしい、沢山説明みたいなの聞いたけど、何言ってるかわかんないし。
妖精族のロウゼさんが日本語で「おともだちくる。たくさんくる。」と教えてくれた。
ほほぅ、新しい人。
私は瞳をキラ~ンとさせて、「服」と連呼した、大事だよね。
ロウゼさんとシリ―さんが「ふく。」と言って肯いてくれたので、私は明日くる人達に期待をこめて、その日のお風呂は長風呂になったのは言うまでもない。




