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プロローグ

暗闇の中で私は一人で泣いていた。


何でみんないなくなっちゃうの?何で私だけしかいないの?お父さんお母さん!なんで……なんで私だけ置いていっちゃうの?いやだよ……独りぼっちは嫌だよ……置いていかないでよ……嫌だよ……独りぼっちは嫌だよ………嫌だよぉ……。


その時の私は脅えていたと思う。


だから、いつまでも泣いていたのだろう…。


でも、もう悲しい事なんか無い。


あの時に自分の命以外、大切なものは全て消えてしまったから…。

自分が死ぬときは悲しいと感じている暇はないと思う。

そういう世界に生まれたから。

だから、私はもう悲しまないんだ…。一生、悲しくなることなんか無いんだ………。

個人的にですがファンタジーは久しぶりです。作者の少ない根気と集中力がどこまで続くかは分かりませんが読んで、感想をくださると嬉しく思います。

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